Waseda Collection 2025 ラスト公演!早稲田祭のトリを飾った堂々のステージ
- プロジェクト事務局 Scketto
- 11月29日
- 読了時間: 8分

「輝くワセジョを発信する」ことをコンセプトに、モデル・MC・スタッフのすべてを早稲田生が担うファッションショー、それがWaseda Collection(通称・ワセコレ)。フリーペーパーやSNSを通じて最新情報を発信しながら、その華やかな世界観をステージで表現してきました。

4月の新歓公演、6月の単独公演、8月のオープンキャンパス公演を終え、今年度の集大成となるステージである。早稲田祭公演のテーマは、「Last」。
早稲田祭のトリでもある、ワセコレ早稲田祭公演。本記事では、早稲田祭ステージの様子をリポート。
【オープニング】

会場が暗転すると同時に、ステージ中央に鮮やかなライトが灯り、モデルたちが姿を現した。さわやかな音楽とともに進む力強いウォーキングが、会場に静かな緊張感と期待感を生み出す。シンプルながらも存在感のある演出によって、ワセコレ2025の幕開けにふさわしい印象的なオープニングとなった。
衣装はDorry Doll様提供。
<出演者>
文学部3年 村上真萌(むらかみまほ)さん、文化構想学部3年 芦田遥(あしだはるか)さん、教育学部2年 網倉瑞姫(あみくらみずき)さん、政治経済学部3年 麻生りりあ(あそうりりあ)さん、創造理工学部4年 高坂実優(たかさかみゆう)さん、文化構想学部4年 吉田吏璃(よしだりり)さん、政治経済学部2年 新井沙耶(あらいさや)さん、教育学部4年 明花音(あかね)さん

【協賛ステージ】
協賛ステージは、黒とピンクのドレスを身にまとったモデルたちが登場。凛とした黒と、華やかなピンクが織りなすコントラストが美しく、洗練されたステージだった。
衣装はmuu select shop 様提供。

深い黒のロングドレスがステージに気品を与え、まるで夜空をまとったような存在感を放つ。柔らかな視線には、自信と余裕が同居していた。ライトに照らされる姿は、ステージの空気を一瞬で引き締める主役のオーラがある。(網倉瑞姫さん)

オフショルダーの黒トップスと淡いピンクのボリュームスカートが可憐さを引き立てる。しなやかな立ち姿に、クラシカルでロマンチックな世界観が漂っていた。可愛さとエレガントさを兼ね備えたコーディネートだ。(高坂実優さん)

リボンの映えるツインテールが、ステージに一気に華やぎを添える。黒のワンピースはシンプルながらウエストラインが映え、軽やかなシルエットが魅力。見る人を自然と笑顔にするような、柔らかく明るい存在感が印象的だ。 (新井沙耶さん)

甘すぎない黒トップスに、淡いピンクのスカートが絶妙なコントラストを生む。手元のポーズや微笑みが、柔らかな可愛らしさと大人の余裕を両立させている。視線の先に想いを乗せたような表情が印象的だ。(吉田吏璃さん)

透け感のある黒の袖がレトロな気品を引き出し、白のアクセントが全体に華やぎをプラスする。堂々とした笑顔は、ステージライトと相まって、存在感を華やかに引き上げる。かっこよさと可愛らしさを兼ね備えていた。(麻生りりあさん)

黒のトップスにピーチカラーのチュールスカートを合わせたスタイルは、ステージ上で上品な明るさを放つ。正面を見つめる落ち着いた表情からは、自信と芯の強さが自然に感じ取れた。(村上真萌さん)

黒のワンピースは、クラシカルな雰囲気を際立たせ、ステージ全体に落ち着いた華やかさをもたらす。レースグローブを合わせた手元の所作は、衣装との調和が取れており、丁寧な美しさを感じさせる。(芦田遥さん)

段階的に重なるフリルスカートと柄タイツの組み合わせにより、黒のワントーンながら奥行きのあるスタイルが完成している。ツインテールのヘアスタイルが全体に適度な可愛らしさを加え、強さと柔らかさのバランスが心地よい。(明花音さん)
【デザイナーズステージ】
デザイナーズステージは、現役大学生のデザイナーが制作した衣装でランウェイをするステージ。今回は、デザイナーが「Heroine」をテーマに衣装を制作。衣装1着1着にこだわりが詰まった、素敵な衣装だった。
生地提供は株式会社ソアロン様。
【デザイナーズステージ①】
デザイナーは寺井彩記(テライサキ)さん。

柔らかなピンクの衣装に身を包んだ二人が登場すると、ステージは一気に華やかな温かさに包まれた。ライトに照らされた笑顔がまぶしく、可憐さと上品さが調和した雰囲気を放つ。息の合ったポージングは、まるで物語のワンシーンのようで、観客の目を自然と引き寄せた。

淡いピンクのフリルを重ねたブラウスとスカートをまとい、光をふわりと取り込む可憐な雰囲気を漂わせる。袖や胸元のボリュームが優しさを強調し、歩くたびに繊細な動きを生み出していた。(麻生りりあさん・左)
より鮮やかですっきりしたピンク色で、シンプルさの中に可愛さが際立つコーデ。ウエストラインや袖のシルエットが綺麗で、明るい笑顔と相まって元気でキュートな印象に仕上がっている。(吉田吏璃さん・右)
【デザイナーズステージ②】
デザイナーは白井音色(シライネイロ)さん。

柔らかなトーンの衣装に身を包んだ二人は、優雅で穏やかな雰囲気をまとってステージに登場した。レースやフリルの繊細な装飾がライトに反射し、柔らかい輝きを生む。自然体の笑顔と温かみのある仕草が心地よい空気を作り出し、観客の視線を優しく引きつけた。可憐さの中に落ち着きも感じられる、癒やしのあるステージとなった。

淡いベージュやピンクを基調とした花柄のワンピースで、柔らかくナチュラルな雰囲気をまとう。袖の透け感や細かな装飾が上品に光り、穏やかで優しいオーラが印象的。(村上真萌さん・左)
淡いブルーやグレーを重ねたレースのドレスで、落ち着いた色合いの中にエレガントさが際立つスタイル。胸元や袖の立体的なデザインが繊細で、静かに華やぐような美しさがある。(明花音さん・右)
【デザイナーズステージ③】
デザイナーは大西美華(オオニシミカ)さん。

白を基調とした個性的な衣装で登場した二人は、幻想的な雰囲気をまとい、ステージに清らかな緊張感を生み出した。大胆なフリル、特徴的なシルエットが強い存在感を放ち、ライトの紫がかった光に浮かび上がる姿はどこか物語的。凛とした表情と確かなウォーキングが、衣装の造形美を際立たせ、観客を魅了した。

淡い白の衣装に立体的なフリルが施され、軽やかでモードな印象。肩のデザインが特徴的で、純白の中に少しクールなムードを残すバランス感が魅力的。表情との相性もよく、スタイリッシュな可愛さがある。(網倉瑞姫さん・左)
ロリータ風のホワイトコーデが主役で、繊細なヘッドドレスや幾重にも重なるフリルが物語の登場人物のような存在感を生む。青のリボンがアクセントになり、幻想的で可憐な雰囲気を作り出している。(新井沙耶さん・右)
【デザイナーズステージ④】
デザイナーは光田陽菜(ミツダヒナ)さん。

鮮やかな赤と深みのあるワインカラーが相まって、シックで存在感のあるペアが登場。華やかなフリルや立体的な装飾がライトに反射し、力強いステージ映えを見せる。落ち着いた表情と堂々とした立ち姿は、衣装の持つ高級感と調和し、観客に強い印象を残した。大人びた雰囲気の中に、二人それぞれの優雅さが光るステージだった。

深いワイン色のドレスに、レースやフリルを贅沢にあしらったクラシカルな装い。落ち着いた色味の中に花飾りがアクセントになり、格式のある雰囲気をまとっている。シルエットの美しさが際立つ、上品で凛とした印象。(高坂実優さん・左)
明るいレッドを主役にしたドレスで、華やかさと存在感が際立つスタイル。袖や胸元のボリュームが大胆で、ステージライトに映える鮮烈な赤が視線を奪う。優雅さと強さを併せ持つ雰囲気。(芦田遥さん・右)
【エンディングステージ】

早稲田祭公演最後のステージ、そしてWaseda Collection 2025のクライマックスとなるエンディングステージ。モデル全員が登場し、一人一人が1年間の集大成を見せた。堂々たるフィナーレに、会場は感動に包まれた。
【Waseda Collection(ワセコレ)とは】
早稲田最大規模のファッションショーであるWaseda Collection(通称ワセコレ)。
ワセジョの魅力を発信することをコンセプトに、早稲田生のモデルが出演する本格的なファッションショーを年に4回開催しています。企画・運営を行っているのは、早稲田大学公認サークル「わせプロ」です。またWaseda Collectionは今年で18年目を迎え、過去にはモデルやアナウンサーなど幅広い分野で活躍する方々を輩出しています。公演は毎年、4月に行われる新歓公演、6月に行われる単独公演、8月に行われるオープンキャンパス公演、そして大隈講堂前の大ステージで行われる早稲田祭での公演の計4つです。また、ワセコレモデルは、公演の他に、フリーペーパーの撮影やショー中に流れる動画の撮影、そして協賛企業様からの撮影依頼を受けています。
公式Instagram:https://www.instagram.com/wasecolle/
【事前インタビュー】

【公演リポート・アーカイブ】
ワセコレ2025 OC公演レポート:https://www.scketto.com/news/20250922
ワセコレ2025 6月公演リポート:https://www.scketto.com/news/20250715
【感想】

今年のステージは、どのモデルさんも個性が引き立っていて、見ていてすごくワクワクしました。特に衣装の雰囲気がそれぞれ全く違うのに、全体として統一感があって完成度の高さを感じました。歩き方や表情づくりも自然で、同じ学生とは思えないくらい堂々としていてかっこよかったです。ライトに照らされるたび衣装がきれいに映えて、写真以上に迫力のあるシーンが多かったと思います。学園祭でこんなに本格的なステージを見られることに驚きつつ、自分も頑張ろうと思える時間でした。(高武葉咲)
取材・文:高武葉咲(津田塾大学・右) 校閲:早川千鶴(早稲田大学・左)
写真:わせプロ






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