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齊藤京子、福地桃子、南沙良、出口夏希、岸井ゆきのレッドカーペットの様子を紹介!(写真32枚)<第38回東京国際映画祭⑤>

更新日:11月6日

 

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 2025年10月27日、第38回東京国際映画祭が東京・日比谷にて開幕した。

 

リポート5本目では、初日のレッドカーペットに登場した齊藤京子、福地桃子、南沙良、出口夏希、岸井ゆきのを中心にお届けする。


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@2025TIFF

 

【齊藤京子】


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@2025TIFF


ガラ・セレクション部門に出品された映画『恋愛裁判』より監督:深田晃司、俳優:齊藤京子、倉悠貴、脚本:三谷伸太朗が登場した。


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©2025 TIFF


主演を務める齊藤は、純白のオフショルダードレスに身を包み、華やかなフラッシュの中でも一際存在感を放っていた。


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©2025 TIFF


胸元には繊細なレースがあしらわれ、ほんのり透けるデザインがエレガントさを際立たせる。純白と、露出を抑えた上品なシルエットが見事に調和し、清楚さと大人の魅力を兼ね備えた装いとなっていた。

 

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写真撮影時にはカメラマンからハートマークのポーズを求められる場面もあり、齊藤さんは柔らかな笑顔で応じながら、軽やかにハートを作ってみせた。その仕草からは自然と親しみやさと、華やかなドレス姿とのギャップが感じられ、観客や報道陣を魅了していた。

 

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@2025TIFF


取材ではお互いの印象についても質問があり、齊藤は「プロ意識が高くて、とにかくお芝居が上手で、毎日勉強させていただく日々でした」とコメント。一方、倉は「元々現役でアイドルをされていたっていうのもあって、すごい作品自体に深みを与えてくれるような、見ていて説得力を感じました」と語り、互いへのリスペクトが伝わる温かなやり取りを見せた。


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@2025TIFF


作品ではアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターである山岡真衣を演じる齊藤。山岡真衣は「恋愛禁止ルール」を破ったことで、所属事務所から訴えられ、抑えきれない自身の感情との間で葛藤する。アイドルが「恋」をすることは「罪」なのか?そんな現代らしい問いに対し、実際にアイドル経験がある齊藤が向き合う注目作だ。

 

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@2025TIFF


28日には上映前舞台挨拶が行われ、齊藤はレッドカーペット時とは印象を変え、鮮やかな真紅のドレスに身を包んで登場。華やかさの中にも大人の落ち着きを感じさせる佇まいで観客を魅了した。また、自身のInstagramでは当日の写真を投稿し、劇中で共演したアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーに再会できた喜びを「また会えて嬉しかった」とコメント。作品を通して生まれた絆や、撮影現場での温かな雰囲気が伝わる投稿となっていた。


「恋愛裁判」

© 2025 "LOVE ON TRIAL" Film Partners
© 2025 "LOVE ON TRIAL" Film Partners

アイドルが恋をすることは罪なのか? アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターを務める女性が「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語を通じて、華やかな世界の裏側に潜む孤独や犠牲、そして自己を取り戻すための闘いを痛切なリアリティで描く。監督は国際的に評価される深田晃司。実際の裁判に着想を得て約10年を費やし、企画・脚本も手掛けた。主演は元・日向坂46の齊藤京子がアイドルの内面的な葛藤をリアルに体現。共演には倉悠貴、唐田えりか、津田健次郎ら実力派俳優陣が集結した。

 

監督/脚本:深田晃司

出演:齊藤京子、倉 悠貴、仲村悠菜、小川未祐、今村美月、桜 ひなの、唐田えりか、津田健次郎

  

【福地桃子】


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コンペティション部門に出品された映画『恒星の向こう側』からは、監督:中川龍太郎、俳優:福地桃子、河瀬直美、寛一郎、プロデューサー:稲葉もも、エグゼクティブ・プロデューサー:道下剣士郎が登場した。


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©2025 TIFF


主演を務める福地は、ドレスは首から肩にかけてしっかり覆うデザインのドレスで、デコルテを隠しながらも上品な抜け感を演出。マットな質感のブラックが光を柔らかく受け止め、シルエットの美しさを際立たせている。

 

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ヘアスタイルはタイトにまとめたアップヘア。顔まわりをすっきりと見せることで、ドレスの上品さとバランスをとりながら、首筋の美しさを引き立てている。メイクはナチュラルトーンでまとめ、肌本来の艶を生かした仕上がり。全体からは、華美な装飾に頼らない“内面の強さ”がにじみ出ていた。

 

また、レッドカーペットでは笑顔でファンにサインを書き、ファンとの距離を縮めている姿が印象的であった。

 

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また、この日、女優として初めてレッドカーペットを歩いた河瀨監督と並んで登場した福地は、時折笑顔を交わしながら和やかな雰囲気に。


取材では、「福地さんが激ギレしました」と河瀨監督が冗談めかして明かす場面もあり、福地が思わず「いつ?!」と驚く一幕も。実は本編の中で、福地が心の底から感情を爆発させるシーンがあるそうで、その迫真の演技にも注目が集まりそうだ。

 

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作品の中で福地は、母の余命を知り帰郷し、拒絶する母と衝突しながらも、その愛を理解していく娘・未知を演じている。親子という普遍的なテーマを通して、誰もが抱える“家族との向き合い方”を問いかけるような作品である。また、この作品は『走れ、絶望に追いつかれない速さで』『四月の永い夢』に続く中川龍太郎監督の三部作の最終章であり、注目を浴びている。


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そして、29日には丸の内ピカデリー2で公式上映され、監督の中川龍太郎、キャストの河瀨直美、寛一郎が舞台挨拶に登壇した。


「恒星の向こう側」

 

©2025 “Echoes of Motherhood ” Production Committee
©2025 “Echoes of Motherhood ” Production Committee

 『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(15)、『四月の永い夢』(17)で鮮烈な印象を残した中川龍太郎監督が挑む三部作の最終章。母の余命を知り故郷に戻った娘・未知は、寄り添おうとしながらも拒絶する母・可那子と衝突を重ねる。夫・登志蔵との間に子を宿しながらも、亡き親友への想いに揺れる彼の姿に不安を募らせる未知。母の遺したテープから“もうひとつの愛”を知ったとき、彼女は初めて母を理解し、母から託された愛を胸に進んでいく。

 

監督/脚本:中川龍太郎

出演:福地桃子、河瀨直美、寛一郎、朝倉あき、南 沙良、三浦貴大、久保史緒、中尾幸世

 

【南沙良】

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Nippon Cinema Now部門に出品された映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』からは監督:児山 隆、俳優:南 沙良、出口夏希、吉田美月喜、羽村仁成、が登場した。


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ダブル主演を務める南は白をベースに、黒のレースが全体を包み込むように重ねられたデザインのドレスを纏い登場した。大胆なオフショルダーからは美しいデコルテがのぞき、上品さの中にも女性らしい華やかさを感じさせた。ヘアスタイルは短めのショートヘアを緩やかに巻いたスタイルで、ナチュラルながらも上品な雰囲気を演出。洗練された立ち姿に、フォトセッションでは多くのフラッシュが集まった。


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@2025TIFF


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レッドカーペットでは出演者同士で楽しそうにピースをする姿が印象的で、時折笑顔を交わしながら軽やかにポーズを決める姿は、華やかなレッドカーペットに和やかな雰囲気をもたらしていた。また、積極的にファンの方々と写真を撮ったり、手を振ったりしながらコミュニケーションを取る姿も見られ、訪れた観客との距離をぐっと縮めるような温かさと親しみやすさが感じられた。


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@2025TIFF


取材では、「映画のお供は?」という質問に対し、南は「ポップコーンが好きです」と答え、その流れで全員が好きな味を“せーの”で答える一幕もあり、息の合ったやり取りからチームの仲の良さがうかがえた。

 

イベント終了後、南は自身のInstagramを更新。同じく東京国際映画祭のレッドカーペットを歩いた北川景子との2ショットや、宮沢氷魚・池端杏慈との3ショット、そして福地桃子との2ショットを投稿した。北川とはドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』で共演しており、SNS上で誕生日を祝い合うなど、公私ともに仲の良い関係として知られる。映画祭の場で再び顔を合わせた2人の再会ショットには、多くのファンから歓喜の声が寄せられた。宮沢、池端、福地とは同じ事務所・レプロエンターテインメントに所属しており、所属メンバー同士の和やかな交流が感じられる投稿となっている。


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作品では、ラッパーを夢見ながらも、クラスではどこか浮いた存在として過ごす高校生・朴秀美を演じる。矢口美流紅(出口夏希)と出会い、次第に惹かれ合いながらも、それぞれが抱える“生きづらさ”と向き合っていく。一攫千金を狙って同好会「オール・グリーンズ」を立ち上げる2人の姿は、痛々しくも眩しい青春の光と影を映し出す作品に注目が集まる。

 

【出口夏希】

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映画『万事快調』でダブル主演を務める出口は、鮮やかなイエローのドレスで会場の視線を一身に集めた。背中が大きく開いた大胆なデザインながら、上品さを感じさせるシルエットで、華やかさと気品を兼ね備えた佇まいが話題に。SNSには「背中が綺麗すぎて困る」「なんでそんなにスタイルいいの」などたくさんのコメントが寄せられている。


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ヘアはタイトにまとめられたスタイルで、凛とした美しさを引き立てつつ、ドレスの存在感をより際立たせていた。柔らかな笑顔と堂々とした姿勢で、レッドカーペットに鮮やかな彩りを添えた。今月7日に24歳の誕生日を迎えた出口。より一層大人の魅力を感じさせる装いでファンを魅了した。


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左より、吉田美月喜、南沙良、出口夏希


 レッドカーペットではファンのスマートフォンに収まる形で、出口や『万事快調』チームで写真を撮る姿も印象的で、思わず出口が「楽しい!」と声を漏らすシーンも見られ、会場に和やかな雰囲気を広げていた。

 

取材では“リフレッシュ方法”について問われ、「知らないところに行ったり、緑がいっぱいあるところに行ってボケーってしてます」と笑顔で回答。自然体な一面をのぞかせながら、作品だけでなく人柄の魅力も感じさせた。


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作品では陸上部のエースでスクールカースト上位に属しながらも家庭に問題を抱える高校生・矢口美流紅役を演じ、もう一人の主人公・秀美(南沙良)と共に、“一攫千金”を狙うために同好会「オール・グリーンズ」を結成。何ひとつ「快調」ではない日常のなかで、閉塞した町から抜け出そうともがく少女たちの姿を描いた青春映画となっている。

 

原作は満場一致で松本清張賞を受賞、21歳現役大学生による規格外のデビュー作として話題に。 ユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる、中毒性120%のキケンな青春小説として注目を浴びている。

 

「万事快調」


©2026 ”All Greens” Film Partners
©2026 ”All Greens” Film Partners

未来が見えない町に暮らす朴秀美と美流紅たち。未来が見えないどん詰まりの高校生が、自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない! 彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める――。南沙良・出口夏希の今最も旬なふたりがW主演を務め、時代の閉塞感を吹き飛ばす、不適切で爽快な青春映画が誕生!

 

監督/脚本:児山 隆

出演:南 沙良、出口夏希、吉田美月喜、羽村仁成、金子大地

 

【岸井ゆきの】


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ウィメンズ・エンパワーメント部門に出品された映画『佐藤さんと佐藤さん』からは、監督:天野千尋、俳優:岸井ゆきの、宮沢氷魚が登場した。


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©2025 TIFF


ダブル主演を務める岸井は、黒を基調としたパンツスタイルでレッドカーペットに登場。全体はクラシカルながらも、インナーにあしらわれたレースがほのかに透けるデザインで、洗練された中にも女性らしい柔らかさを漂わせていた。

 

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メイクは赤リップが印象的で、モノトーンの装いに鮮やかなアクセントをプラス。控えめなジュエリーとまとめられたヘアスタイルが、ドレスの質感と調和し、落ち着きのある華やかさを引き立てていた。


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取材では、映画の見どころについて「とっても普遍的な生活を描いていて、家族ってなんだろう、夫婦ってなんだろうとかそういうことを考えられる特別な映画になったと思います。皆さんが見た後に自分はどうなんだろうとか、私はこうだよって話したくなる映画になっているので、ぜひ劇場で見てください!」とコメント。


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ダブル主演を務める宮沢氷魚さんとは終始穏やかな雰囲気でレッドカーペットを歩き、取材時にはお互いを褒め合うシーンも垣間見え、息の合ったコンビネーションを感じさせました。


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作品で、岸井は弁護士として活躍する中で、育児とキャリアのバランス、そして夫との立場の逆転に悩む妻・佐藤サチを演じた。夫婦間で役割が流動的に変化する現代社会のリアリティとして深く描き出しており、自分ごととして見ることができる注目すべき作品となっている。

 

また、伏見ミリオン座(名古屋)では11/5(水)の19:30上映回にて舞台挨拶付き特別先行上映会が行われ、岸井、宮沢、天野監督が登壇する予定だ。


「佐藤さんと佐藤さん」


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恋人だったとき惹かれていた相手の魅力が、すれ違いの原因になる瞬間。些細な違和感が、やがて言葉にできない苛立ちへと変わり、隠しきれない不満となって日常ににじみ出す。笑い合った日、ぶつかった日、沈黙の夜、“夫婦”というかたちが揺れ動く日々を見つめ、出会ってから別れるまでの15年間を描く。リアルで、誰かと生きることにまっすぐに向き合ったマリッジストーリー。

 

監督/脚本:天野千尋

出演:岸井ゆきの、宮沢氷魚、藤原さくら、三浦獠太、佐々木 希

公式サイト:https://www.sato-sato.com/

 

【INFO】

第38回東京国際映画祭

開催期間:2024 年 10 月 27 日(月)~11 月 5 日(水)

会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区  

 

【感想】


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このようなイベントには初めて参加したのですが、その中でも一番印象的だったのは、キャストやスタッフの間に感じた“絆”でした。レッドカーペット上では、互いに笑顔を交わしながら歩く姿や、一言一言に込められた思いから、長い時間をかけて作品を作り上げてきた信頼関係がにじみ出ているように感じました。これまで映画の制作過程に触れる機会はあまりありませんでしたが、今回のイベントを通して、映画作品は一人ひとりの力が重なって初めて完成するものだと改めて実感しました。

また、福地さんは以前に取材をさせていただいたことがあり、このような形でまた記事を書かせていただくことができ嬉しく思います。一記者として、福地さんはじめ今回取り上げさせていただいた方々のことを応援できたらなと思います。そして、この記事で少しでも東京国際映画祭を盛り上げられたら嬉しいです。


取材・文:加瀬優花(法政大学)

写真:@2025TIFF


【今回の取材一覧】

1本目:「GENERATIONS:The Documentary」

GENERATIONSメンバー6名(白濱亜嵐・片寄涼太・数原龍友・小森隼・佐野玲於・中務裕太)

 

2本目:「君の顔では泣けない」芳根京子、髙橋海人

 

3本目:「金髪」岩田剛典(三代目J SOUL BROTHERS)

 

4本目:斎藤工


5本目:女優編:齊藤京子、福地桃子、南沙良、出口夏希、岸井ゆきの

 
 
 

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