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斎藤工、審査員そして日本映画界を牽引する俳優・監督としての2つの顔。レッドカーペット&記者会見をレポート<第38回東京国際映画祭④>

更新日:10月30日

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2025年10月27日。第38回東京国際映画祭が東京・日比谷にて開幕した。


リポート4本目では、同映画祭コンペティション部門審査委員を務める斎藤工(俳優・監督)をはじめ、グイ・ルンメイ(俳優)、マチュー・ラクロー(編集者)、ヴィヴィアン・チュウ(監督・プロデューサー)、そして、審査委員長を務めるカルロ・シャトリアン(ジャーナリスト・作家・プログラマー)のレッドカーペット及び記者会見の様子をお届けする。

 

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@2025TIFF

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コンペティション部門では、映画祭最高賞「東京グランプリ/東京都知事賞」をめぐって各国の作品が競い合う。斎藤は、台湾を拠点に国際的に活躍する女優グイ・ルンメイ氏や、映画評論家のカルロ・シャトリアン氏らとともに、審査員の一員として選出された。

 

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【レッドカーペット編】


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審査員の5人は、それぞれ洗練されたブラックコーディネートでレッドカーペットに登場。高級感あるスーツやドレスに身を包み、レッドカーペット上で華やかなオーラを放った。

 

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全体としてスタイリッシュに統一されつつも、ディティールやシルエットでそれぞれの個性が際立ち、まさに東京国際映画祭審査員にふさわしい気品を感じさせた。

 

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【記者会見編】


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10月28日(火)にTOHOシネマズシャンテにてカルロ・シャトリアン、斎藤工、グイ・ルンメイ、ヴィヴィアン・チュウ、マチュー・ラクローが登壇した審査員記者会見が行われた。

 

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斎藤工さんは、「素晴らしい4名の皆さんと審査員という形で関わらせていただいて興奮していると同時に、毎年この季節になると東京国際映画祭で映画に“浸かる”ということが、自分の中で日常的にもなってきていて、変わらず一映画ファンとして大役を務めていきたいなと思っています。プログラミングに関わる方たちが100か国以上の約2000作品の中から選んだ選りすぐりを、審査員の皆さんと5つの目線、心を持って、映画に浸りたいなと思っています。そして、東京国際映画祭が今後どういう方向に向かっていくのかという、兆しに関われたらなと思います。」と映画祭への思いを綴った。


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また、「国境やボーダーを意識せざるを得ない時代になってきていると思います。違いだったり国境を超える一つの手立てが僕は映画だと思っています。特に東京国際映画祭は映画の多様性と可能性、そして、日本映画が今まで残してきた歴史、そんな日本映画が今後どこに向かうべきかというのをいつも、特にこのシャンテさんに来ることも多いんですけど、この客席側から、眺めて自分の中で希望の光を持ち帰るということを繰り返しています。個人的には、もっとこの東京国際映画祭に俳優をはじめとして邦画にまつわる現場の人間が、この期間、もちろん仕事はあると思うんですけど、よりこの映画祭に集まるという未来に向かうことが、邦画としてはとても大事だと思います。今回のコンペティション作品の多くが、ビハインドとしてその国々が抱える社会問題、現在進行形の問題、そういったものを描いた作品を、長い時間をかけて選んでくださったと思います。その中で日本映画がどのような存在感があるのかを、そして個人的には、日本映画及び東京国際映画祭の未来を見つめていきたいなと思っています。」と、東京国際映画祭の審査員として、そして日本映画界をけん引する俳優・監督としての立場から、映画祭への熱い思いを語った。


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審査委員長のカルロ・シャトリアンは、「東京に戻ることができ、東京国際映画祭に参加できて嬉しいです。長年映画祭で仕事をしてきましたが、映画祭は私たちの視野を広げてくれ、世界をよりよく理解できるように伝えてもらえるありがたい」と述べた。

 

【感想】


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今回、コンペティション部門の審査員の皆さんを取材させていただきました!レッドカーペットでは、皆さんの気品あふれる佇まいがとても印象的でした。記者会見では、それぞれが映画祭への熱い思いを語られ、私自身も胸が熱くなりました。特に斎藤工さんが、邦画としての東京国際映画祭の在り方について真摯に語られていたのが印象的で、心に残っています。世界各国の映画界を牽引する方々のお話を直接伺える機会は貴重で、とても刺激的な時間でした。


取材・文:前川理麻奈(法政大学)

写真:@2025TIFF


【今回の取材一覧】

1本目:「GENERATIONS:The Documentary」

GENERATIONSメンバー6名(白濱亜嵐・片寄涼太・数原龍友・小森隼・佐野玲於・中務裕太)

 

2本目:「君の顔では泣けない」芳根京子、髙橋海人

 

3本目:「金髪」岩田剛典(三代目J SOUL BROTHERS)

 

4本目:斎藤工


5本目:女優編:齊藤京子、福地桃子、南沙良、出口夏希、岸井ゆきの

 
 
 

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