【Sophian’s Contest 2026】No.1 遊飛インタビュー! 「おかしいはおもしろい」SNSの先にある“人間らしさ”(第2弾)

Sophina’s Contest 2026 ファイナリストNo.1、総合グローバル学部総合グローバル学科3年の遊飛さん。
彼が大切にしているのは、周囲の評価や数字だけにとらわれず、「本物」であること。Sophian’s Contestへの参加を通して、さらにどのような自分を見つけ、どんな表現を届けようとしているのでしょうか。SNS活動やインターン、学業など多方面で挑戦を続ける遊飛さんに、お話を伺いました。
【Instagramアカウント】
【インタビュー】
――普段、大学ではどのようなことを学んでいますか?
国際関係と地域研究の2つを学んでいて、私はゼミでは地域研究の方に進む予定です。東南アジアの特定の地域にフォーカスして、その地域の文脈に即した問題を分析していくようなことをやろうと思っています。
――学業以外では、どのような活動をしていますか?
今、大きく分けて3つあります。
1つがSophian’s Contestで、もう1つが個人のSNS活動、そしてもう1つがインターンです。この3つが今の活動の軸になっているなと思います。インターンは音楽系の会社で少しだけやっています。アーティストのサポートをしたり、私がメインで担当しているのはSNSを動かすことです。自分が担当しているアーティストをどうプロモートしたらいいかなと考えて、動画コンテンツを作ったり、リールやフィードで写真を投稿したりしています。結構好きにやっていいという感じなので、任せてもらってやっています。
――Sophian’s Contestに応募したきっかけを教えてください。
自分のことを理解するのって、自分が一番難しいんじゃないかなと最近思っていて。
意外と「分かったつもり」でいることって、すごく多いと思うんです。SNSで発信していて思ったのが、自分の新しい側面に気づけるというか。自分では全く評価していなかった自分の部分が、世の中から評価されることがすごく多くて。「この側面って、自分にとって意外と輝ける部分なんだな」と思えることが多くて、その気づきがすごく楽しいし、いいことだなと思っています。だから、Sophian’s Contestに参加することで、また自分の新しい側面を見つけられたらいいなと思って参加しました。
―ちなみに、今まで気づいていなかった自分の側面と、Sophian’s Contestに応募してから気づき始めた側面がそれぞれあれば教えていただけますか?
明確に2つに分けられるわけではないんですけど、1つ大きいのが、やっぱり「自分はおかしいんだ」ということを面白がれるようになったことです。
私、本当におかしいんですよ(笑)本当におかしくって、学生時代からずっと浮いてきたんですけど、そのおかしさのおかげで、今それが武器になっているというか。
弱みが強みになっているのをすごく感じていて、それってやっぱりSNSで特に使える部分だと思っています。
人と違うことが「良いこと」として評価してもらえるのは、めちゃめちゃいい。私にとって、いい戦場だったなと思っています。
その部分は新しく気づけたことなので、すごくいいなと思っています。
――活動を通して、自分自身にどのような変化がありましたか?
やっぱり「おかしいところ」が評価されるようになってから、本当に周りがどうでもよくなってしまったんですよ。よく言えば。
坊主になって、眉毛もなくなって、どんどんデフォルメされていって、何もなくなっていってるわけなんですけれども。私の「どうでもよさ」、周りがどうでもいいっていうのが表に現れているだけであって、自信とか、そこら辺は変わっていないと思うんですけど、スタンスは変わりました。
本当に周りを気にしなくなったというか、「もう何でもね」みたいな感じになったので、それがすごく気が楽ですね。表に出たことで、逆に気が楽になったというか。誰も彼も私を知っているので、「どうしようもないな」ということもあって。それこそ、おじいちゃんとかおばあちゃんには私からカミングアウトしていないんですけど、バレちゃって。親族にも全部知られてしまったので、そこを通してもどうでもよくなっちゃって!全部オープンになったみたいな。一周回って、生きやすくなったかもしれないですね
―祖父母の方には、SNSの動画を通してカミングアウトしたような形ですか?
私は何も言ってないんですけど、向こうから送られてきて。
「あ、これ見たんや」みたいな。バズりすぎて流れてきたみたいで。
SNSの活動をしていることも言っていない状態だったんですけど、「これ、遊飛くんじゃん」みたいな感じで。いとことかがリールを見ていたら出てきたみたいです。

ここで、隣でお話を聞いていたNo.3の心音さんから質問がありました。
―おじいちゃんおばあちゃんとかってティックトック世代じゃないしなんかそこのなかなか難しい理解が得られにくい世代ではある気がするんだけど、反応ってどうだったの?
“日本人”の特性なのかもしれないけど、「思っていても言わない」はあるのかな。
うちの家族はみんな「優しい」がベースなんです。思っているけど言わないんだろうな、というのは感じます。
でも、若い世代のいとことか、お母さんのお兄ちゃんとか、いとことかは「めっちゃ楽しんでるね」って感じです!
―SNS活動を始めるタイミングで、活動を始めること自体をご両親にはお話しされましたか?
言っていなくて。夜中に動画を上げて、次の日の朝起きたらら、1日でフォロワーが7000人ぐらい増えて。1本目からめっちゃバズったタイプなんです。
それで、何千人ぐらいっていう段階では言っていなかったんですけど、有名になった後に「やってるんだよね。もうすでに1万人ぐらいフォロワーがいるんだよ」みたいな感じでLINEもしました。
↑遊飛さんの初投稿。130万インプ/12.8万いいね達成。
―親御さんなど、より近いご家族の方の反応はどうでしたか?
まず、お父さんがマジで本当におしゃれなんですよ。お父さん自身も、私みたいな感じではないけど、女性的なキャラがあるというか。
だから、そもそも普通に「なんで?」って感じだったし、うちのパパとママは「もっとゲイ増えればいいのに」って言ってるぐらいで。
「ゲイおもろいから好き!」みたいな感じなので、否定された覚えはないですね。
ソフィアンズコンテストに参加する前から、TikTokにて動画発信をされている遊飛さん。
――TikTokでの活動をされていますが、これまで活動する中で、周囲からの反響を感じた印象的な出来事はありますか?
些細なことですがすごく多いです。例えば、友達のBeRealに自分が出ていて、そこのコメント欄で「知ってる!」みたいになっていたり。その友達と電車に乗ったら、「この人、友達なの?」みたいな感じで言われていたり。自分と直接つながっていない人が、自分のことを知っている、みたいなことがすごく多くて。
それこそ、街中で声をかけられることも結構あります。東京都内にいたら、大体……1日に1回は絶対あるかな。
あと、インド人とか、日本語じゃない言葉で話しかけられることもあります!
結構ノンバーバルな投稿が多いので、海外でも動画が回っていて、海外のフォロワーの方も多いです。
――TikTokでの活動とSophian’s Contestでは、発信する自分や周囲からの見られ方に違いを感じますか?
やっぱりSophian’s Contestだと、上智がメインなので、「この人、上智だったんだ」みたいなコメントがめっちゃ多いなと思いました。それこそ、公式アカウントを動かしてくださっているんですけど、あれを見ると「上智なんだ」って、上智大学であることにフォーカスされていたので、その違いは感じました。
――将来の夢や、目指している人物像を教えてください。
私はすごく欲しがりなので、全部欲しいんですけど(笑)
1個言うなら、「本質主義」って言葉が私すごく好きで。
物事の奥底にあるもの、その真髄みたいなものを見ようとする姿勢がある人とか、物事の本質に惹かれる傾向があって。今インターンしている場所でも、それこそアーティストがどういう思いを込めてこの音楽を作っているのかとか、そういう部分を研究して、プロフェッショナルに取り組んでいる姿にもすごくインスパイアを受けています。
世の中には、お金とか数字をもらうために、思ってもいないことを言ったりとか、数字をもらうために、自分がしたいこととは乖離したことをしたりしている人もいるかもしれない。だからこそ、自分はより「本物」でありたいと思うようになりました。
―自分が本当に思うことをちゃんと発信して、自分についてきてくれる子が、本当に私についてきてくれるー「それで大丈夫なんだな」と思わせてあげられるような、本質的なものを何か与えられる人になれたらいいなと思っています。
――最後に、コンテストへの意気込みをお願いします。
普段SNSで上げていることとは、ちょっと違う方向性で何かを確立していきたいなというのが、コンテストで頑張りたいことです。
コンテストへの意気込みとしては、当日プロジェクターを使って映像を流そうと思っています。今制作を頑張っているところです!
【INFO】
Sophina’s Contest 2026
公式Instagram:https://www.instagram.com/sophianscontest

【感想】
今回のお話を伺って特に印象に残ったのは、自分の個性を武器へと変えている姿でした。
SNSで発信することで、自分では評価していなかった部分が周囲から評価され、新しい自分を発見できたというお話からは、自分自身を理解することの難しさと面白さの両方が伝わってきました。「一周回って、生きやすくなった」という言葉も印象的でした。
自分と周囲との違いを恐れるのではなく、それを自分だけの表現へと変えていく。遊飛さんの言葉から、自分らしさとは「最初から見つかっているもの」ではなく、挑戦や発信を重ねる中で少しずつ見つけていくものなのかもしれないと感じました。

取材・リポーター:坂口 心優(上智大学)





