授賞式MCに大抜擢!早川千鶴(早稲田大学)&鈴木遥(法政大学)の奮闘全記録。インタビューから舞台裏セルフリポートまで【第13回日本制服アワード⑥】
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若者文化の発信地・原宿。2月22日、ベルエポック美容専門学校のホールにて、全国約3,000人の応募者の中から“日本一制服が似合う男女”を決める「第13回日本制服アワード」授賞式が華やかに開催されました。

13年目を迎え、数々のタレント・アイドルを輩出してきたこの伝統あるステージにおいて、進行のすべてを司る「MC」という重責を担ったのは、現役女子大生sckettoでもリポーターを務める早川千鶴(早稲田大学)と鈴木遥(法政大学)の2名です。多くのメディアが注視する中、同世代の大学生がこの大役に抜擢されるのは、『日本制服アワード』ならではです。

スポットライトを浴びる受賞者たちの輝きを「声」で支え、会場の空気をコントロールし続けた彼女たちは、どのような覚悟でマイクを握っていたのでしょうか。

本記事では、大舞台を終えた直後の二人に後輩リポーターが迫った「インタビュー」と、本人たちが自ら現場の熱量を綴った「セルフリポート」の二部構成で、その奮闘の全記録をお届けします。
【インタビュー編「ステージを支える側の哲学」】

Q. 早川さんは二回目の制服アワードMCですが、去年と比べて成長を実感した部分はありますか?
早川:「去年は用意された原稿を読むので精一杯で、何事もなくやり切ろうと思っていたのですが、今年は少し余裕もあったので、自分らしいMCをしてみようと思いました。ところどころにアドリブを入れる余裕が生まれたのは、去年とは違った部分かなと思います。」
Q. 台本以外で気をつけた部分はありますか?
早川:「誰かが間違えてしまっても、出演者がミスをしたように見えないように、元からあったセリフかのようにアドリブでフォローし、この子は間違えてないという風に見せるようにしていました。」

Q. 鈴木さん、初めてのMCの感想を教えてください。
鈴木:「私は目の前の原稿を読むのに少し一生懸命だったので、何事もなく終わることができて良かったなと思います。自然に読めるように心がけました。」
Q. どのように心を落ち着かせて初めてのMCに臨みましたか?
鈴木:「不安なところを事前になくしておくことを大切にしました。どこの人のきっかけで話を始めるかなど、分からないところは書き込みました。読み方が難しい名字の方は、ふりがなが書いてあっても何回も上に書いて、不安なところをなくすようにしました。」

Q. 先ほど“MCは出演者を支える飾りのようなもの”とおっしゃっていましたが、そのきっかけは?
早川:「私も去年ミスコンに出場して、実際にステージに立つ側を経験しました。ステージに立つ側は本当に緊張しています。照明が眩しくて、喋れなかったらどうしようと不安になる気持ちを経験していたので、MCがしっかりしなくてはいけないと思いました。MCは緊張して困っている子たちを支える立場でいなきゃいけないと、自分が出役を経験したからこそ思うようになりました。」

Q. ミスコンの際とても緊張したとのことですが、MCの際も緊張されましたか?
早川:「少し緊張していました。出だしで失敗しなかったらもう失敗しないと思っているので、最初のページは特に練習しています。最初のページだけは体に慣らして、大丈夫なようにしています。緊張していても緊張を見せないぞという心持ちでやっています。」
Q. MCの魅力はどこにあると思いますか?
鈴木:「出演者の方の魅力を引き出すことができる点だと思います。質問一つとっても、その一言があるおかげで見ている人にもより解像度が深まると感じています。」

Q. これから挑戦してみたいお仕事は?
鈴木:「まだまだMCやリポーターとしてはかけだしなので、経験を積んで、台本だけにとらわれず出演者の方の魅力を引き出せるような司会ができるようにしていきたいです。」
【セルフリポート編「舞台袖から見た真実」】
【早川千鶴】

私は昨年度に引き続き、2回目となる日本制服アワードのMCを担当させていただきました。昨年はサブMCを担当しましたが、今年はメインMC。昨年よりも責任の重い仕事に身が引き締まりつつも、今年は自分らしいMCをしようという想いで臨みました。

前日のリハーサルでは、当日に不安な点が無いように念入りにチェックを行いました。台本を完璧にするだけでなく、より円滑に進行するために台本の修正や変更の提案も積極的に行うようにしました。
日本制服アワードは、これからの活躍が期待される小中高生が表彰されるコンテスト。普段から芸能界で活躍している受賞者もいれば、はじめて表舞台に立つような受賞者もいます。そのため、本番では緊張してリハーサルと違う動きをしてしまうこともあります。本番にイレギュラーなことが発生しても、臨機応変に対応するのがMCの仕事です。特にメインMCは最後の砦であるため、責任も重大です。
例えば、パネルやトロフィーの授与を行う際に、受賞者が一歩前に出るタイミングを忘れていることは良くあります。そんな時は、MCのほうで前に出るように促すのですが、「元々こういう段取りで、受賞者は何も間違えていない」ように見せることを意識していました。ミスが発生しても、ミスが発生しているように見せないことは、MCの大切な仕事であると思っています。
メインMCを担当した今年は、ランウェイ時の受賞者名読み上げと、受賞者インタビューの二つが大きな仕事でした。

ランウェイは一度きり、名前を間違えたらやり直しがきかないため、受賞者名の読み上げは特に緊張しました。でも、会場の視線がたった一人に集まり、眩しいほどのスポットライトが注がれるランウェイで、一番緊張しているのは受賞者本人です。MCが緊張してはいけない、緊張しても絶対にその緊張を見せてはいけない、という想いで、名前の読み上げをやり切りました。

また、インタビューパートは、受賞者が答えやすいように、笑顔で自然に質問をすることを意識しました。受賞者が、リハーサルではすらすら質問に答えていたのに、本番では緊張して言葉が出ないこともよくあります。そんな時にサポートをしたり、言葉を補ったりと、MCとしてできる限りのことを行いました。
無事に授賞式は終了。でもMCのお仕事は終わりません。グランプリへの囲み取材の進行も、MCの大切なお仕事です。たくさんの記者がカメラやマイクを構える中で、グランプリの方にインタビューを行いました。質問に対する返答へのさらに深ぼった質問も行い、グランプリの魅力を沢山伝えられるように意識しました。自分の質問した内容が後日記事になっているのを見たときは感動しました。

昨年よりも自信と余裕をもってMCができたと思う反面、もう少し言葉一つ一つに温度を持たせられるようなMCができたのではという後悔もあります。MCとしてもっともっと成長できるよう、たくさんの現場で経験を積んでいきたいです。

早稲田大学3年
小学館「NEWSポストセブン」キャスターをはじめ、ラジオ出演やイベントMCとして活動中。
早稲田アナウンス研究会所属。理工学部で学ぶ「リケジョ」の一面も持つ。
Instagram https://www.instagram.com/chiduru_gram

Scketto5期生として大学1年時より所属。記者会見やミスコン授賞式、アイドルライブの現場取材から、早稲田アナウンス研究会や「ワセコレ(Waseda Collection)」といった学生文化の深掘り記事まで、多岐にわたるジャンルを網羅。近年では、女優、アーティストへの単独インタビューも数多く担当している。
また、リポーターとしての活動に留まらず、Sckettoの運営メンバーとしても尽力。後輩への指導・アドバイスをはじめ、SNS担当としてInstagramやTikTokの企画・制作・編集・投稿までを一貫して手掛けるなど、次世代のメディア発信を担うマルチな才能を発揮している。
【鈴木遥】

大きなイベントの司会は初めてだったので、最初はとても緊張しました。不安要素をなくすため、前日のリハーサルでは30ページ超えの台本にこれでもかとメモを取って発声のタイミングを確認!出演者の皆さまも加わった当日リハーサルも無事に終えて、本番前の準備は万端です。司会のテーブルには台本とボールペン、飲み物を置いていました。紙、ペン、水はやっぱり必需品なんですね!

そして、いよいよ本番がスタートしました。観客は出演者のご家族、メディア、ゲストなど100名程度で、ランウェイを取り囲むように座っています。

ステージ照明がとても明るく、観客席の様子はこちらからはあまり伺えません。「第13回日本制服アワード」はモデル部門、デザイナー部門、音楽部門の3部制の授賞式で行われました。私の担当箇所は主に賞に関する説明部分です。長文が多かったので観客の皆さまに情報をしっかり伝えるため、大切な“単語”を自分で判断し協調することを意識し続けました。そして、数秒に一回顔を上げて目の前の人に伝える感覚も大切にしました。目指したのは流れるようなアナウンスよりも、一人一人に届くアナウンスです!
また、話していないところでも意識したことはたくさんあります!まず、笑顔を崩さないこと。お祝いの場なので思い切り明るく、そして出演者の方を安心させたい気持ちで笑みを浮かべました。そして、率先して拍手をすること。観客の皆さんの中にはどのタイミングで拍手をすればよいか分からず様子を伺ってしまう人もいると考え、話していないときはマイクを持ったままですが大きく拍手をしていました。
さらに、出演者にマイクを渡す役割も担当しました。大勢の前で話をする機会が少ない方はきっと緊張しているだろうと考え、満面笑みでマイクを渡しました。「大丈夫、頑張れ!」という気持ちを込めていたので、伝わってくれていたら嬉しいです。

こうして、無事に本番も終了しました。特にトラブルのない温かい授賞式となりました。出演者の皆さんも、緊張があったかもしれない中で最高のパフォーマンスを魅せてくれたのではないかと感じます。笑顔が溢れていてとても素敵でした。また、メインMCの早川さんは本番前から様々なサポートをしてくださり、授賞式中も臨機応変な声掛けを自然にされていました。間近で見てとても素敵なMCだと思いましたし、たくさん学ばせてもらいました。私も今後このようになれるよう、努力していきたいです。

法政大学3年
アナウンサーを目指して奮闘中です。
秋田テレビの「東京こまち」第3期リポーター/第44回全日本心身統一合氣道競技大会 司会 など活動中。
大学では映像制作などメディアについて学んでいます。また、演劇と映像制作のサークルに所属し、メディアに関わる活動しています。



【リポーター感想】

キラキラしたステージを支えるMCの方の、凛とした佇まいがとても印象的でした。インタビューを通して、台本以上の想いを届ける大切さを教えていただいた気がします。出演者の魅力を最大限に引き出そうとするプロの姿勢を間近で感じることができ、私もあんな風に自分の言葉で誰かをワクワクさせられるような、MCのお仕事に挑戦してみたいと強く思いました。(加藤美羽・右)
堂々とMCをする先輩方に目が釘付けでした。本番は、台本通りにいかないこともあったと伺いましたが、それを感じさせないほど自然に進行されていて、対応力に圧倒されました。先輩方の一言で場の空気が盛り上がる瞬間を実際に見て、MCの大切さを改めて感じ、私も、MCとしてイベントを作り上げていくお仕事に挑戦してみたいと思いました。(近藤史織・左)
取材・文:加藤美羽、近藤史織(早稲田大学)
撮影:仲西一成(編集部)、アシスタント:高武葉咲(津田塾大学)



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