高橋由伸、中田翔らが児童を直接指導。『サンリオベースボールアカデミーinジャイアンツタウンスタジアム』
- プロジェクト事務局 Scketto
- 2 日前
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2025年12月6日、『サンリオベースボールアカデミーinジャイアンツタウンスタジアム』が『ジャイアンツタウンスタジアム』(東京都稲城市)にて行われました。
本イベントは、サンリオの企業理念「みんななかよく」に共感し、野球を通じて子供たちの笑顔がもっと溢れてほしいという想いから開催するもので、2025年9月の東京都、11月の大分県での開催に続き3回目となります。少年少女に世界へ挑戦する機会を届けるべく、当日は、投手・捕手・内野手・外野手の各ポジションにおいて、世界を経験したプロ野球界を代表するレジェンド選手が児童を対象に基本技術を直接指導。参加者には講師陣全員のサイン入り修了証(シリアルナンバー入り)を授与し、将来の野球選手を志す子供たちにとって忘れられない特別な体験をお届け。また当日はサンリオのハローキティ、マイメロディ、クロミも登場し、ご来場者との写真撮影やチャリティーイベントを通じて、子供たちの笑顔が広がる特別な1日になりました。





今回は東京都と横浜市の軟式野球チーム22チーム、計431人が参加しました。最初に代表選手と、レジェンド選手たち、サンリオのキャラクターとのフォトセッションが行われました。
リポート1本目は、野球教室、イベントをご紹介します。

リポーターは、熊谷美咲(日本大学・左)、加藤美羽(早稲田大学・右)が担当しました。
【開校式】

サンリオべースボールアカデミー主催者、報知新聞社 代表取締役社長 長谷川剛氏より、今回のイベントに対し
「今日はサンリオベースボールアカデミーinジャイアンツスタジアムにご参加いただき誠にありがとうございます。報知新聞社では皆さんが生まれる前の2010年からこういった野球教室を開催をしています。今年度からは株式会社サンリオ様に多大なご支援を頂きまして、『Play Smile~野球にで未来に笑顔を~』というコンセプトで新たなプロジェクトとしてスタートさせました。皆さん、今日は日本のプロ野球、世界の舞台を知る名選手たちがコーチとして駆けつけてくれました。きっと優しく明るく皆さんに野球を教えてくれると思います。今日は一日思いっきり楽しんでください。みなさんにとってきっと忘れられない1日になると思います。コーチの皆さん、今日はお忙しい中駆けつけてくださり誠にありがとうございます。」と感謝と激励が述べられまた。

続いて、株式会社サンリオ常務執行役員 福田英司氏から「今日は素晴らしい天気に恵まれて、サンリオベースボールアカデミーにご参加いただきありがとうございます。私たちサンリオはみんな仲良くという企業理念を持っている会社です。世界中に笑顔が一つでも広まるように努力している会社です。ですので、笑顔が広まる活動には極力協力していたいというふうに考えております。今回、サンリオベースボールアカデミーにはまさしく笑顔が増える活動だと信じて協力を決めました。今日は素晴らしい、世界を知る名選手の方々が一生懸命皆さんに野球を教えてくれます。このような機会は本当にないと思います。ぜひ、今日は一生懸命いろんなことを聞き、色んななことを学び、色んなことを実践して、少しでも上手になって帰ってください。」と、サンリオの大事にしている企業理念と主に、子どもたちへの想いが述べられました。




キティ、マイメロ、クロミが紹介されると、それぞれ可愛いポーズと共に応えてくれました。子供達に投げキッスをしたり、拍手が起きると自分達も拍手をお互いにしあったり、とても可愛らしい様子を見せてくれました。

杉谷拳士氏が紹介されると、子供達からは歓声が上がりました。杉谷氏からは「キティちゃんのリボンにはみんな仲良くという意味が込められています。今日野球教室をやるにあたって、3つのことを皆さんと約束してやりたいと思っています。
1、プレーをする前に仲間と握手をしましょう。
2、挨拶をしましょう。
3、全てが終わった後に感謝の気持ちを伝えましょう。
今日は三つを守って野球教室楽しんでいきましょう。」と、子どもたちへのメッセージが語られました。

左から久保文雄氏、山口俊氏、小笠原道大氏、笘篠賢治氏、斎藤雅樹氏、中田翔氏、松井稼頭央氏、荒木大輔氏、高橋由伸氏。

キャラクターたちの後には久保コーチによる、コーチ陣の紹介が行われました。


中田コーチは「短い時間ではあるんですけど、みなさんと楽しく時間を過ごしたいと思うので、よろしくお願いします。」と語りました。


当日、原辰徳氏の欠席により、総監督代理を務めた高橋コーチは「今日これだけ沢山のOBが集まる野球教室なかなかないですし、各分野走る、打つ、投げる、色んな分野のコーチが教えてくれるので、みんなが笑顔になれる1日にして行けたらいいなと思います。」と笑顔で語りました。
【用具贈呈式】

サンリオベースボールアカデミーでは、国際協力機構JAICAなどを通じて海外の恵まれない国に、使用しなくなった野球用具を寄贈して活用してもらう取り組みを行っています。参加した選手から使用しなくなった野球用具を提供してもらい、贈呈式を行ないました。



【野球教室】
野球教室の様子をリポートします。

<キャッチボール練習>
お手本として、中田翔コーチ、高橋由伸コーチのお二人でキャッチボールを行ないました。憧れの選手のキャッチボールの姿に子供たちは真剣な眼差しで釘付けの様子。

山口コーチ、松井コーチもキャッチボールのお手本を見せました。

子供達の中から立候補した子をコーチたちが選び、実際にキャッチボール練習を行いました。中にはコーチとキャッチボール練習をした子供達もいて、実際に投げ方のコツを聞きながら、貴重なキャッチボール練習を体験しました。

<守備練習>
守備練習では、外野、投手、内野、捕手の四つに分かれて行いました。子供達は実際に普段自分が担当しているポジションに分かれてコーチたちとの練習を行いました。

外野は中田翔コーチ、高橋由伸コーチが担当。

まずは高橋コーチがボールはどのように持つのか、ボールを投げる時の歩き方のコツなどを動きながら説明されていました。そのあとは実際に子供たちもボールを手に練習開始。


高橋コーチ先導で子供たち何を今するのか、明確に指導しながら、中田コーチは子供達の列に混ざって一人一人と話している様子が印象的でした。

練習中には応援リポーターの杉谷拳士さんが子供たちに直撃インタビューを行っていました。中田コーチに上手くなるコツが聞きたいという子には、実際に一緒に質問に行き、コーチたちと子供達の距離を縮める役割を果たしていました。
投手は山口コーチ、斎藤コーチ、荒木コーチが担当。

杉谷氏がインタビューに行けないくらい、子供達への指導に熱が入っていました。

自分で投げるフォームを実際に見せながら指導する山口コーチ。
外野は松井コーチ、笘篠コーチが担当。
転がってきたボールを受け取り、投げるまでの練習を外野は行っていました。



順に回ってくる子供達一人一人に熱心に、楽しく教えていました。

小笠原コーチも子供達一人一人に熱心な指導を行っていました。一旦集合し、次の練習ではここを気をつけようなど、子供たちも真剣に話を聞いて、練習に取り組んでいました。
<打撃練習>

打撃練習では、実際にコーチに投げてもらったボールを打つという贅沢な練習が行われました。

今回参加した1チームごとに分かれて打撃練習を行いました。コーチたちは一球一球子供達と向き合い、「ナイス!」「今の惜しかったね」など声をかけながら練習を行なっていました。

【修了式】
活気あふれる空気の中、修了式が行われました。保護者やコーチの方々が見守る中、ベースボールアカデミーで育まれた沢山の成長を締めくくる感動的な時間となりました。まず最初にコーチ陣による講評が行われました。

高橋由伸氏
「短い時間でしたが、皆が積極的に手を挙げて、前に出て取り組む姿勢が印象的でした。今日やったような練習を元にこれからも頑張ってください。」
荒木大輔氏
「皆の取り組んでいる姿をみて本当に野球が好きなんだなと感じました。その気持ちが1番大切だと思います。これからも継続して頑張ってください。」
松井稼頭央氏
「本当に皆様お疲れ様でした。短い時間でしたがとても楽しく過ごすことができました。今日学んだことを元に練習を頑張ってください。」
中田翔氏
「お疲れ様でした。楽しかったですか?これからもっと練習に活かしてください。プレイスマイルで笑顔で人生を。ありがとうございました。」

斎藤雅樹氏
「お疲れ様でした。反応の良さに感動しました。これからも走り続けてくださると嬉しいです。また明日から頑張ってください。」
苫篠賢治氏
「ありがとうございました。皆の魅力的な気持ちが素敵な時間に繋がりました。まずは自分が笑顔で、そして周りも笑顔になるように取り組むといいと思います。お疲れ様でした。」
小笠原道大氏
「お疲れ様でした。野球を好きという気持ちを大切にして取り組んでください。また、保護者の方への感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください。」
山口俊氏
「ありがとうございました。我々コーチ陣本当に楽しかったです。子供たちに付き添ってきてくださった皆様もありがとうございました。まず、野球を選んでくださってありがとうございます。強くて、仲のいいチームを作ることが大事だと思います。頑張ってください。ありがとうございました。」
杉谷拳士氏
「皆さん、今日は仲間と楽しく野球できましたか?挨拶もできたかな?今日より明日、明日より明後日。少しずつ野球が上手くなれるよう、今日沢山教えました。これから10年後、プロ野球選手になって大きな舞台で羽ばたいてください。」
とそれぞれがメッセージを贈りました。


そして、コーチ陣には感謝状が贈呈されました。

また、現役生活を終了された中田翔選手にはサンリオから花束が贈られました。

修了証の授与の際にはアカデミーに参加した全選手の代表者が感謝の言葉をのべ、最後はコーチ陣とグータッチをかわしました。


そして、世界を目指す選手として、読売ジャイアンツ女子チームに所属し、先月アメリカ女子野球プロリーグWPBLのロサンゼルスからドラフト指名を受け、来週から参戦する島野愛友利選手が登壇。ハローキティからお祝いの花束が贈られました。

修了式の締めくくりとして、ハローキティから選手の皆様にメッセージが贈られました。サンリオの理念である「みんななかよく」が息づくアカデミーは参加した子供達に忘れられない思い出を残し、盛況のうちに幕を閉じました。


【囲み会見】

高橋氏は「サンリオベースボールアカデミーは東京では2度目の開催となりますが、今まで選手の様子をご覧になってどうでしょうか?」という質問に対し、「寒さもありますが子供達はやはり元気ですね。積極的にアドバイスを聞きに来てくれたり、熱意を感じています。」と回答。また、「そんな選手たちに高橋さんが1番大切にして欲しいことや伝えたいことはなんですか」と聞かれると、「こういった機会を通して自分達の技術を磨いたりレベルアップに繋げることももちろん大事ですが、野球は特にチームプレーが重要なので、周りの環境や友達にも気持ちも向けてもらえたらいいなと思います。」とお話してくれました。

そして、「国内だけでなく色んな国で活躍している現役選手、また引退した選手が子供達にいいプレーをみせたり、色々教えたりすることで野球の未来を明るくしていくことに繋げれたらと思います。また、色んな世代の選手がこういった野球教室で集まって教えれるのはいいことだなと思います。」と語っていました。

最後に「高橋さんが子供の頃はこういった選手と関わることができる機会はありましたか?」という質問には「ないですね。地域によって多少差はあるかもしれませんが、(サンリオベースボールアカデミーは)色んな地域で長く続けられてきたものですし、行ける子はイベントに参加するのはいい事ですよね。昭和はこういった機会はあったんですかね?わからないですけど、プロ野球をもっと身近に感じていただけたらいいなと思います。」とのことでした。
【INFO】
主催 報知新聞社
後援 外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、よみうりランド
特別協賛 株式会社サンリオ
協賛 興和株式会社、コーセーコスメポート株式会社
協力 全日本女子野球連盟、全日本軟式野球連盟
企画・運営 スポーツオフィス

©2025 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN 著作 株式会社サンリオ
リポート2本目は、学生リポーターのイベントスペースのリポートはこちら。

取材・文:熊谷美咲(日本大学)、加藤美羽(早稲田大学)
撮影:仲西一成(編集部)、熊谷美咲、加藤美羽、
協力:金子正男



