サンリオピューロランドで「Sanrio Puroland 35th Anniversary」がスタート。可愛くて圧巻のパレードに釘付け間違いなし!
- プロジェクト事務局 Scketto
- 数秒前
- 読了時間: 16分

サンリオピューロランドは、12月7日(日)で35周年を迎える。それを祝して、12月5日(金)から2026年12月31日(木)まで、サンリオピューロランドにて期間限定イベント「Sanrio Puroland 35th Anniversary」が開催。イベントに先駆けて12月4日(木)、事前抽選で選ばれたゲスト約150人の前で先行お披露目会が催された。

リポート1本目は、豪華ゲストが登場したセレモニーと新作パレード「The Quest of Wonders Parade」について。笑顔と歓声に包まれた会場の様子をリポートしていく。

リポーターは、正能綾栞(法政大学・左)、鈴木遥(法政大学・中央)、石川桜子(早稲田大学・右)が担当します。

新作パレードの完成に感謝するとともに、35周年に対する喜びを言葉にした。「私たちピューロランドのパレードは、いわゆるテーマパークの行列形式ではなくて、一つの物語があり、メッセージ性の高い一つのショーとなっております」「今回この新しいパレード、ガラリと演出も照明も音楽も振り付けも本当に圧巻の素晴らしいパレードになりましたけれども、根底に流れているメッセージは『笑顔』というバトンをしっかりと受け取って、私たちらしいメッセージをお届けできている、そんなパレードになりました。」とパレードに込められた思いも語った。
【セレモニー】
声優として出演するディーン・フジオカさん(司書・ピりオネ役)、蒼井翔太さん(司書・ユリンタス役)、テーマソング振付のTAKAHIROさん、パレード全体振り付けのakaneさん、テーマソング作詞・作曲Revoさん、テーマソング作曲千葉大樹(Kroi)さんをお迎えしたセレモニーが行われた。


また、「The Quest of Wonders Parade」限定コスチュームのハローキティ・シナモロール・ポムポムプリン・クロミたちをはじめとする全出演キャラクターが登場し、フォトセッションを実施した。

ディーン・フジオカさん、蒼井翔太さん、Revoさん、千葉大樹(Kroi)さん、シナモロール、ポムポムプリンの登壇に会場では歓声が湧き起こった。
――今回、「The Quest of Wonders Parade」で声やクリエイターとして参加することになった時の印象はどうでしたか?

ディーンさん 「本当に光栄なことだなと思いました。35 周年になるわけですよね。このサンリオピューロランドの記念すべき 35 周年に立ち会えて、そしてパレードが今回 10年ぶりに刷新されるということで、サンリオヒストリーの一部になれるということ。これで私も正式にサンリオファミリーの一員になったって言ってもいいんですよね!?(笑)ありがとうございます。本当に楽しみにしていました。今日ね、大きな笑顔で最後まで全身を使って、この喜びを表現できたらいいなと思っております。」


蒼井さん 「私自身ですね、サンリオピューロランドにも来たこともたくさんありますし、サンリオさんにはいろんな形で関わらせていただいたりもしております。今回は新しいパレードにもこうやって関わらせていただけて、とても光栄に思います。幸せに思います。その喜びを皆さんと楽しいという思いで分かち合えたらなというふうに思っています。」


もう一人のゲスト声優、沢城みゆきさん(司書・ロポーン役)からのコメントも届いていた。「メモリアルなショーに参加させていただけて恐縮に思いました。けれど、キティちゃんをはじめサンリオを代表するキャラクターたちに、こんな形で出会うことができるなんて緊張よりも喜びで胸がいっぱいです。ちっぽけでも自分は世界を構成していく一人なのだということを温かく胸に刻むことができました。このショーがたくさんの皆様の心の中で花開きますように心を込めて。」

千葉さん 「僕も、小さい頃にサンリオピューロランドに遊びに来させていただいたこともありました。その時にすごい楽しかった思い出があるので、そういった時の思い出を思い出しながらこれからこのパレードを楽しみに来る方々に思い出に残るような、長く愛されるような曲を作れたらなという思いで曲を書かせていただきました。僕もまだパレード完成したものを見れていないので、今日これから皆さんと一緒に見れるということで非常に楽しみにしています。よろしくお願いします。」

Revoさん 「この素敵なパレードの制作に参加できて非常に光栄です。ありがとうございます。「うれピッピッピ」です。僕の担当した楽曲というのは、「幸せ」というものをテーマにした楽曲なんです。今日大勢の皆さんが集まってくださってると思うんですけど、幸せの形というのは人それぞれ違うものだと思います。今日こうして集まっていただいた大勢の皆さん、そして明日から長きにわたり、毎日毎日いろんな方が集まってくださると思います。その皆様がこの楽曲を通して元気になったっていうことだったり、幸せだったっていうことだったり、そういう皆さんの人生にいろんな彩りを与えることができるのであれば、それが僕の幸せ、いいえ、「ハピピッピピ」だと思っております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。」

その後、TAKAHIROさんとakaneさん、ハローキティ、クロミが加わってフォトセッションが行われた。

ここで、シナモロールとポムポムプリンはパレードの支度のため、一旦お別れ。そして、次はパレード参加曲の振り付け練習だ。メインテーマ曲のタイトルは「マイハピネス」でダンスの名前は「マイハピダンス」。パレード内でゲストが出演者とともに踊ることのできる参加ダンスだ。

振り付けをレクチャーするのはTAKAHIROさん。「思いはみんなが笑顔になってほしい、いっぱい幸せな気持ちになってほしい、そんな気持ちがいっぱいです。そのために、コミュニケーションをとっても大切にしています。みんなとたくさん指さしをして目を合わせられる、そんな振り付けになっています。一本の鉛筆をみんなで交換し合うような、そんな気持ちで踊っていただけたら嬉しいです。」とダンスに込めた思いを語った。

ダンスはワンダーリボンライトを持って、リズムに合わせて腕を振っていく簡単な振り付けだ。ゲストに向けて振り付けを解説し、何度か一緒に踊る練習を行った。ゲストはダンスをしっかりマスターし、たくさんのワンダーリボンライトがリズム良く動く様子が見られた。




【パレードお披露目】
35周年を迎えるこの節目に10年ぶりとなるメインパレードの新作「The Quest of Wonders Parade」が披露された。

RPGの冒険の世界に迷い込んだかのようなこのパレードは見どころが盛りだくさん。今作は「五感を通じて楽しむ‘’体験型パレード‘’」である点に注目したい。新アイテムの「ワンダーリボンライト」によって会場一体となることでよりパレードを楽しむことができる。全員のワンダーリボンライトの光が揃いパレードの一部になる瞬間は感動的である。また、みんなで一緒に踊ることのできるダンスの振り付けも魅力である。テーマから演出まで幅広い年代の人が楽しむことのできるパレードになっている。

ハローキティが「永遠にしあわせになれる秘宝」の神話の本を見つけるところからパレードが始まる。冒頭のシーンは青を基調としたライトや白い衣装に身を包んだ精霊のダンスが美しい。これから始まる壮大な旅路への期待が膨らむ。そして「永遠にしあわせになれる秘宝」を探すためにハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン、クロミ、ディアダニエル、リトルツインスターズ、ウィッシュミーメル、マイメロディ、ポチャッコ、マイスウィートピアノ、あひるのペックル、バッドばつ丸、ハンギョドンが光り輝くフロートに乗り冒険へ出発する。その道中ではぶつかり合いや過酷な環境・・・とさまざまな「試練」が立ちふさがるがそれぞれの幸せに期待を膨らませながら力を合わせて乗り越えていく。「幸せ」とはなにかをキャラクター達とともに考え探していくストーリーである。

キャラクター達は冒険にふさわしい勇者や探検家のようなコスチューム、一緒に冒険している人々は様々な職業のコスチュームに身を包んでいる。カラフルで細かい部分までかわいいコスチュームに思わずときめいてしまうことまちがいない。また、華やかな衣装を活かしたアクロバティックや緩急の美しい振付の数々、キャッチーな楽曲達にワクワクがとまらない。


ピューロランド25周年を記念してスタートした「Miracle Gift Parade」は11月17日をもって千秋楽を迎えた。日本のポップカルチャーを担う方々とのコラボレーションによって生まれ。コロナ禍も乗り越え長く愛されたパレードであった。そんなMiracle Gift Paradeからパ最後のギフトとしてレードで使用された楽曲の配信が決定した。新作の「The Quest of Wonders Parade」もたくさんの人に「幸せと笑顔の輪」を広げていくものになるだろう。


【パレードプロデューサー・インタビュイー】
お披露目会終了後、パレードのプロデューサーにインタビューを行った。
――35周年を迎えるにあたって、パレードに込められた思いを教えてください。
プロデューサー 「今回35周年のパレードということで、10年ぶりの新作というリニューアルの形になるんですけれども。このパレードをリニューアルするにあたって、今まで35年間支えてくださったお客様に、今までの感謝をお伝えするというようなことと、あとはこれからもサンリオピューロランドが笑顔を届けられるようなテーマパークでありたいということを、このイベント全体だったりとか、パレードのコアメッセージに込めさせていただいております。」
――新しいパレードの見どころはどこですか?
プロデューサー 「どれもすごく見どころだなと思っているんですが、1つ見どころとして挙げたいところとして、振付を挙げさせていただきます。大変豪華な振付になっておりまして、テーマソングの二曲、「マイハピネス」という曲と、「スマイルフォーエバー」という曲なんですけれども、この2曲をTAKAHIROさんが振付してくださっています。あとはパレードの全体の楽曲をakaneさんが振付してくださっているんですが、どの曲も各楽曲のシーンであったりとか、テーマ、メッセージ、あとは歌詞だったり、メロディーそれぞれ一つ一つ細かく捉えて、とても細かく表現して振付にしてくださいました。参加ダンスの「マイハピネス」はもちろんなんですけれども、その他のシーンでもお気に入りの振りを見つけていただけるような振り付けになっているかなと思います。
――35周年のお祝いを来てくださったお客さんにどのように楽しんでほしいですか?
プロデューサー 「35周年ということで、かなり長い間ピューロランドを運営しておりまして、今まで来ていた大人の方、初めて来るよっていう若い世代の方、子どもの方、すごく幅広い年齢層の方がいらしていただけると思うんです。小さい頃ピューロランドに来たよっていうような方に対しては懐かしさであるとか、あとは最近来た方っていうところに関しては、新しい場所として楽しんでいただけるような。どんな人に対しても楽しみを見出していただけるようなテーマパークにしていきたいなというふうに思っていますので、今後も世代や性別、国籍を問わず、たくさんの人に笑顔になっていただけるようなイベントになったらいいなと思っております。」

――今回のパレードは体験パレードという点で観客はどのようにパレードを楽しむことができますか?
プロデューサー 「今回の『The Quest of Wonders Parade』なんですけれども、いろいろな演出でのチャレンジをしております。例えば、今回このピューロビレッジの中で冒険を繰り広げていくようなストーリーになっているんですが、ピューロビレッジという場所がすごく世界観が固定されている場所ではあるので、どういった形でその冒険の旅っていうような風景が変化していく様子を描いていくかっていうところがキーになっておりました。それで、今回取り入れた演出としましては、森の中、嵐の中っていう情景がイメージしやすくなるようなフロートの映像演出を取り入れたりですとか、あとはお客様自身が冒険している感覚になれるようにストーリーに合わせてスモークだったり、 CO2を使ったりですとか、あとは出演者と客席の境目をはっきり分けないようなスモークでの演出。そして、出演者たち、キャラクターたちとお揃いで、もうピューロランドではだんだん定番になってきておりますけれども、新しく「ワンダーリボンライト」というものも販売いたしまして、よりお客様と出演者が心を通わせるというようなところで、より一緒に冒険をしているように感じていただければと思っています。」
――「The Quest of Wonders Parade」の誕生のきっかけを教えてください。
プロデューサー 「先ほど35周年イベントのお話もさせていただいたんですけれども、このイベントを実施するにあたって、1番の目玉として、今回この新作パレードというものを挙げております。サンリオの企業理念である「みんな仲良く」というようなメッセージを、今までのパレードとは違う形で、さらに多くの方に届けていくために、どんなメッセージを込めたストーリーにするか考えながら、このパレード、テーマ、世界観を考えながら作ってきました。」
――このパレードを通して伝えたいメッセージは何ですか?
プロデューサー 「パレードの詳細についてなんですけれども、具体的に話してしまうとネタバレになってしまうので実際に見ていただければなというふうに思っています。見ていただいた方が自分自身はもちろん、他の人とも笑顔の時間を作っていくっていうことだったりとか、あとはサンリオピューロランド自体が皆様にとって幸せを感じられる場所であり続けられたらいいなというようなことをこのパレードで伝えていきたいなと思っております。」
――今回錚々たるメンバーがスタッフに入られていますが、意図はありましたか?また、今までのパレードに関わっていた辻信太郎さんについて、今回は理念等の面で関わりはありますか?
プロデューサー 「演出スタッフというところで、今回新しいパレードを作っていくにあたってより多くの方、海外のお客様や男性の方にも楽しんでいただくためにはどうしたらいいかということが一番課題としてあったんです。演出スタッフの方々に関しても、今までとはまたちょっと違うジャンルの方であったりとか、ピューロランドでチャレンジしたい部分というところでご協力いただいてまして、技術面だったり、エンターテインメントのクオリティーアップを目指してデジタル技術を取り入れるなどの、新規演出の開拓というところを目指して、今回クリエイターの皆様にご協力いただいた形になります。また、辻信太郎についてなんですけれども、今回も「みんな仲良く」っていうメッセージが根底にあるっていうところは変わらずですので、そういったところで今までの“サンリオイズム”みたいなところは感じていただけるかなというところはあります。」
――キャラクターやダンサーさんの衣装がとてもバラエティに富んでいますが、デザインのこだわりポイントを教えてください。
プロデューサー 「今回のコスチュームに関してなんですけれども、一番の特徴としてはそれぞれのお衣装に“テーマカラー”を設定していて“チーム”を作っています。冒険に出かけるキャラクター、あと我々はダンサーたちのことをライブエンターテイナーというふうに呼んでいるんですけれども、キャラクターとライブエンターテイナーは、今回冒険に出かける村人たちとして、いろいろな職業をイメージしたデザインになっています。例えばハローキティ、ディアダニエル率いるピンクがテーマカラーのアドベンチャーチーム、このチームは勇者や世界中のさまざまな地を旅する冒険者という形で描いています。シナモロールが率いるライトブルーがテーマカラーのチームはフレンドシップという名前がついているんですけれども、手紙、タブレットなどのコミュニケーションツールだとか、物や技術で思いを届ける職業。プリンたちが率いるスペシャルトリートなんですけども、こちらはご飯やスイーツ、そしてそれらを作る職業。最後にクロミが率いているスーパースターチームなんですけれども、こちらのチームはスポーツ選手、踊り子など、一芸に秀でているまさにスーパースターといったような職業という形でイメージしまして、とても個性豊か、個性豊かなデザインになっているというのが一番の特徴かなと思います。」

――プロデュースにおいて最もこだわった部分や苦労された部分はありますか?
プロデューサー 「こだわった部分は大変いろんなところにあるんですけれども、一つあげるとしたら、特にストーリーと音楽は一番こだわりました。まずストーリーですけれども、サンリオピューロランドのパレードとして一番コアのところにあるのは「みんな仲良く」を新しい形でどう届けるかっていうところなんです。それを伝えていくためにストーリーが一番コアになっていきました。冒険もので、男性も楽しめるようなものとして作っているんですが、 RPG風の世界観っていうところを目指しながら、それでもサンリオキャラクターらしく、悩みながらも「みんな仲良く」の形を見つけていくっていうストーリーの中で、お客様自身も気づきを得られるような、そんな内容にブラッシュアップすることに時間をかけました。続いて音楽なんですけれども、音楽に関しましてもこの冒険の世界観というのを表現するにあたって一番重要な要素になっていたかなというふうに思っています。これから冒険が始まるっていうワクワク感であったりとか、力強さ、神秘性、前半の部分はそういったところで入っています。あとはキャラクターたちに会える懐かしさであったりとか、嬉しさ、喜怒哀楽全ての感情が詰まったパレードになっていますので、曲や歌詞でそういった部分を表現するっていうところに一番こだわりました。今回、音楽に関しましては、表現を豊かにするために、一部オーケストラによる生演奏を入れておりますので、より重厚な音楽で今回パレードをお届けしているというところもポイントかなと思います。」

【INFO】
【Sanrio Puroland 35th Anniversary】
開催期間:2025年12月5日(金)~2026年12月31日(木)
【Miracle Gift Parade】
12月5日(金)~
開催場所:1F ピューロレッジ
上演回数:1日1~2回 所要時間:25分
※上演時間は日によって異なります。一部有料座席もございます。
詳細は公式HPにてご確認ください。
【感想】
グッズを大量に持っているくらいサンリオは元々大好きでしたが、今回の取材でさらに愛が深まりました!パレードには衝撃を受けましたね。まず、メッセージが込められていることに驚きましたし、それを聞いたうえでパレードを見ると感動して取材中なのに涙が出そうでした……!物語を通してキャラクターと自分が一緒に成長し、メッセージの意味に大人でもはっと気づかされます。(大人だからこそ気づくのもあるかもしれませんが)もちろんキャラクターたちは衣装がキラキラで可愛らしく、ニコニコと笑みがこぼれていました!一緒に踊ったり、ワンダーリボンライトを振って楽しめるのもよかったです。また、ダンスやスモーク等の演出は圧巻でした。本当に何度でも見たくなるパレードだと思いました。ぜひ、皆さんもピューロランドの35周年をお祝いしに、見に行ってみてはいかがでしょうか?(鈴木遥)
始めてサンリオピューロランドに行くことができとても楽しい取材でした。貴重な機会をいただくことができ嬉しく思います。はじめから最後までかわいいの連続でした! 外観から楽しみでテンションが上がりました。パレードはかわいいという癒しだけでなく「幸せ」や「笑顔」という当たり前にしていた存在を改めて考えさせ感じさせてくれる内容で心が温かくなりました。「ワンダーリボンライト」も魔法のステッキのようでかわいく会場一体が同じ色の光で包まれた瞬間の感動は大きかったです。パレードや装飾どれも細かいところまで丁寧できれいで素敵でした。またフォトスポットも充実していておしゃれをしてたくさん写真を撮りたくなりました。特にエントランス特別装飾がお気に入りです。ときめきが止まらない空間でした。(石川桜子)

取材・文:鈴木遥(法政大学・中央)、正能綾栞(法政大学・左)、石川桜子(早稲田大学・右)







コメント