漆間虹美に注目!"お芝居が好き"その想いを原動力に【インタビュー】
- プロジェクト事務局 Scketto
- 5 日前
- 読了時間: 13分
漆間虹美さんにお芝居や生活のことなど様々お伺いしました。

Scketto学生リポーターとして6期にて加入し、2024年6月より参加している漆間虹美。
大学に通いながら、舞台を中心に活動しており、今回は、同じ大学の後輩・7期宮脇眞子より、舞台活動や学業などのインタビューをしてもらいました。

大学正門前にて、漆間虹美(左)、宮脇眞子(右)
【プロフィール】

漆間虹美
国立音楽大学附属中学・高等学校 ピアノ専攻を経て、東京藝術大学 音楽学部楽理科 在学中。
役者/MC/学生リポーター/土浦花火大使/三ツ星タマリエ
Sckettoでは6期生として2024年からリポーター活動を行っている。
趣味は土偶と埴輪のグッズ集め。
特技はピアノと早口言葉。
Instagram:https://www.instagram.com/komi__uruma
【インタビュー】

<<舞台編>>
Q) 子役時代から大学生になって活動を再開し、役に対しての考え方に変化はありましたか?
昔は自分の役のことばかり考えていたんですが、舞台ってそれだけではいけないなと思っていて。「この作品における自分の役割ってなんだろう」とか、作品全体をお客様の立場で捉えてみる視点も必要だなって。作品ファーストの意識があった上で役作りをしていこうという考え方になりました。
Q)今まで出演された舞台の中で、特に思い出深い作品はありますか?
どの作品も大切ですが、特に思い出深いのは第37回池袋演劇祭で大賞をいただいた、
ラビット番長さんの『成り果て』です。

私は主人公の妹でヒロインの天野桂子役を演じさせていただきました。ヒロインも将棋も関西弁も初めてのことで、当初は不安もあったのですが、井保三兎さんの脚本が本当に面白くて!これはやるしかない!ってなって…稽古が始まるずっと前からワクワクしてました。

座組のなかで最年少だったんですけど、演出家さんと先輩方に学ぶことばかりの本当に身になる現場で…、「ああ、やっぱり私はお芝居が好きだな!もっと上手くなりたいな!」と何度も何度も思いました。

Q)『成り果て』が大賞を受賞したときはどんな心境でしたか?
大賞を受賞した瞬間は、安心と嬉しさと感謝でいっぱいになって、身体が震えてました!『成り果て』は、私の役者人生のなかで、間違いなく記憶に残る大切な作品です。関わらせてくださったラビット番長さんに心から感謝しています。
<<2025年出演舞台紹介>>>
♦2025年10月
やみ・あがりシアター ダイヤモンド発掘会『白貝』
オオノ役(浅草九劇)

♦2025年9月
ラビット番長『成り果て』
ヒロイン 天野桂子役
(シアターグリーン BASE THEATER)

撮影:直江雨続

♦2025年9月
東京藝術大学 劇団23:00『あなたが欲しい〜エリック・サティ〈ジュ・トゥ・ヴ〉より〜』
脚本・演出・主演 石井ひまり役
(東京藝術大学第1ホール)

♦2025年8月
pika☆kika×人狼『Trust!? vol.9』
スイ役
(参宮橋シアタートランスミッション)

♦2025年5月
片肌★倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」第33回ロングラン本公演『六道追分』【第二期】
禿 お琴役
(シアターグリーン BASE THEATER)

♦2025年3月
舞台『美人狼〜アイドルへの道〜』
パープル担当 カリナ・エンジェル・村咲役
(高田馬場ラビネスト)

♦2025年2月
BOOT公演『逆流家族2025』
開島すみれ役(新宿シアターブラッツ)

♦2025年1月
劇団ココア『お嬢様はバンドがやりたい』
天王洲愛流役(下北沢「劇」小劇場)

Q)今後、ご出演される舞台についておしえてください!
今年の11月には、商業舞台で初主演をやらせていただきます!
その他2025年12月、2026年4月に本番があります。来年の前期は教職課程を履修している関係で教育実習もあり、今年ほど多くの作品には関われないと思うので、一回一回の本番をより大切に踏む意識で頑張ります!
<<今後の舞台出演予定>>
【POCCOPUBRE公演「きっと、ぜんぶ、ヤツのせい。」】
2025年11月19日〜11月24日
会場:新宿シアターブラッツ
主演 優香役

<<漆間虹美出演スケジュール>>
※Bチームでの出演
11月20日 19:00
11月21日 14:30
11月23日 12:30 / 16:30
11月24日 12:30


【舞台『美人狼〜アイドルへの道〜 season2』】
2025年12月24日〜28日
会場:コフレリオ新宿シアター
カリナ・エンジェル・村咲役

<<漆間虹美出演スケジュール>>
12月24日 19:00
12月26日 14:00/19:00
12月27日 17:00
12月28日 12:00
【片肌★倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」第34回本公演『吉原端唄』】出演決定
2026年4月17日〜4月26日
会場:シアターグリーン BASE THEATER

Q)憧れの女優さんはいらっしゃいますか?
幼い頃から憧れている女優さんは、“杉咲花”さんです。杉咲さんの繊細で熱いお芝居に何度も心を動かされてきました。実はお誕生日も同じで嬉しいです(笑)
<<その他活動>>
Q)土浦花火大使としてどのような活動をされるのか、おしえていただきたいです。
2025年に100周年を迎えた「土浦全国花火競技大会」のPRを日々行っています。11月1日に無事本番が終わったのですが、この日のために4月から活動をしてきました。

主な活動としては、ラジオ出演、イベント出演、イベント運営、チラシ配りなどです。茨城県内を超えて、東京都でも活動を行ってきました。

花火大使の仕事は、県内外の人に土浦の花火を知ってもらい、その魅力を発信することです。全体で5人の大使が、それぞれの得意分野を生かしながら土浦の花火をPRしています!11月1日の本番は65万人の方にご来場いただき、迫力満点で美しい花火が夜の空を華やかに彩りました。
<<INFO>>
土浦花火大使公式SNS
<<学生リポーター編>>>
Q) Sckettoのリポーターとして活動する中で、1番やりがいを感じた取材や司会はありますか?
<<取材>>
映画『飛べない天使』のインタビュー取材です。

映画がとても好きなので、役者として第一線で活躍される福地桃子さんや青木柚さん、堀井綾香監督に直接インタビューできる機会はとても貴重でした。
Q)どのような取材でしたか?
映画撮影の裏話をたくさんお聞きしました!Sckettoのリポーター3人でインタビューに行きました。質問内容を自分たちで考えて、インタビューまでの時間もしっかりとシミュレーションして、、、気合いをいれて挑んだんです。最初は御三方(福地さん、青木さん、堀井監督)にも緊張が伝わっていたみたいなのですが、徐々に緊張もとけて、やわらかい雰囲気の中お話させていただきました。
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Q)フジコーズさんの取材が多くなってますが、経緯を教えて下さい
初取材をしたのは、2024年の12月でした。その日は昼間にイベント運営のお手伝い、夕方にカフェ取材に行っていたんです。そしたらちょうどフジコーズさんのビラ配りに間に合いそうだったので、原宿から歩いて渋谷に向かいました。その後は立て続けに、ワンマンライブや番組最終回、卒業式といった様々なイベントに取材へ行かせていただいて…。先日も元フジコーズ 上西萌々さんのインタビューに参加する機会に恵まれました。素敵なご縁に感謝しています!
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<<司会>>
「第18回TOHOシネマズ学生映画祭」での司会は、とても贅沢な経験でした。

TOHOシネマズ日比谷の大スクリーンを舞台に司会を務めました。
映画祭当日はSckettoのメンバーにも取材に来ていただき、凄く嬉しかったです。
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Q)どんな経緯でMCを担ったのですか?
前年に「第17回 TOHOシネマズ学生映画祭」を観に行ったときに、映画祭のMCのお仕事って素晴らしいなって思ったんです。それで、「第18回TOHOシネマズ学生映画祭」MCのオーディションに挑戦しました。
Q)合格したときはどのような心境でしたか?
本当に本当に嬉しかったです。審査員の方には、「ハジケテトビタテ」という第18回のテーマに合っていると感じていただけたのかなと勝手に思っています。このテーマに相応しい、映画祭に華を添えられるような明るい司会をしようと心に決めた瞬間でした。
Q)ナカモトユウ監督とのトークショーもあったのですね。
はい!「映画祭から歩んだ道」をテーマに、監督からありがたいお話を沢山お聞きしました。慣れないトークショーの司会でドキドキでしたが、ナカモト監督のお話がとても面白くて、あっという間の1時間でした。
映画祭が終わってからもご縁をいただいて、ナカモト監督の7月期ドラマ 読売テレビ『FOGDOG』に、テニス部の女子高生役として少し出させていただいたんです。これから演者としてナカモト監督の作品にしっかり関われる日が来るように、もっと役者としての活動の幅を広げていきたいです!トークショーの記事もsckettoのメンバーさんが書いてくださったので、まだネットで見れるかと思います!
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<主なScketto活動一覧>
「雑誌ELLEイベント」「キティ50周年記念カフェ」「ファントムシータインタビュー&武道館ライブリポート」「ゆりやん・レトリバー会見」「キューピー座談会」「オオカミくん座談会」「ドール試食会」「音楽座ミュージカル観覧リポート」「上西萌々インタビューアシスタント」「ラフ×ラフ居酒屋」など、積極的に参加してもらってます。

<<ライフスタイル編>>>
Q)舞台や、Sckettoの活動、大学など毎日お忙しくされていると思うのですが、「これは必ずする!」というような、習慣などはありますか?
早口言葉!ですかね(笑)口を動かさないと、やっぱりすぐに活舌に影響するので、これは習慣化しています。
あとは、大学と活動を両立するために、空いた時間を見つけたらすぐに課題やピアノをやるなど、隙間時間を有効活用することも習慣化するように心がけています。
Q)大切にされている言葉や座右の銘があれば、おしえてください!
「笑う門には福来る」です!なるべく口角を挙げて過ごすようにしています!!
Q)好きな音楽家はいますか?
エリック・サティです!
サティが好きなので、今年の9月にはサティの『ジュ・トゥ・ヴ』をテーマにした演劇をつくりました。
Q)お気に入りの持ち物のド土偶のグッズは、どんな経緯で持っているのですか
今持っているのは「ペットボ土偶」という片桐仁さんの作品です!エビアンのペットボトルがちょうど収まるペットボトルケースなんですよ。もともと埴輪が好きで埴輪グッズは集めていたのですが、土偶を好きになったのは、去年の藝祭(東京藝術大学の学園祭)からです。

当時私は藝祭の実行委員をやっていて、そのなかでもで“芸能人トークショー”の代表を務めていました。それで、去年は俳優や造形作家として現在活躍されている片桐さんにオファーさせていただいて。片桐さんにご出演いただくにあたっていろいろ調査するうちに、片桐さんの好きな縄文土器にも興味を抱いて、気づいたときには遮光器土偶が好きになっていました(笑)
Q)三ツ星タマリエの検定に合格したとのことで、おめでとうございます。どうして受けようと思ったのですか?
たまごが好きだからです!検定の存在は高校1年生の頃に知って、いつか受けようと決めていました。それで、「今年受けなければもうタイミングを逃すかも!?」と突発的に思って、大阪まで受けに行きました。舞台稽古の隙間時間に勉強をコツコツやったのもいい思い出です(笑)。共演者さんにもたくさん応援の言葉をもらっていたので、無事に念願の三ツ星タマリエになれて嬉しいです。

Q)藝大楽理科は筆記などの授業が多いイメージなのですが、外部出演の舞台や学生リポーターの活動とどう両立されているのでしょうか?
あくまでも学業優先で活動しています。舞台は長期休みに稽古がある作品や、稽古自体が夜にある団体さんに出演して、大学生活に極力支障がないようにスケジュールを組んでいます。リポーター活動は、大学や役者業のスケジュールに合わせて活動させていただけるので両立しやすいです!
Q)オーディション前や日常生活で体調管理やメンタル維持をするために、されていることはありますか??
体調管理の面では、栄養をしっかり摂って、人混みをなるべく避けて過ごしています。
あとは、“責任感”は侮れないので、本番が近づくほど、この“責任感”を意識的にもつようにしています。うーん……一番のメンタル維持に繋がっているのは、やっぱり“お芝居をすること”かもしれません。根っからの“お芝居バカ”なので、お芝居をしている時間は本当に幸せを感じます。あとは、大好きな映画やアニメを観てリラックスしています。
Q)今後、どんな役に挑戦したいですか?
サイコパスな役を演じてみたいです(笑)。「良い人に見えて実は……」みたいな役は絶対やりがいがあります!
あとは、役ではないですが、家族ものの作品が好きなので、そういう作品に娘役で出演したいです。
Q)今後取材をしてみたい方はいますか?
お笑い芸人さん!お笑いライブを観に行くことはあっても、芸人さんとお話しする機会はなかなかないので、きっと楽しくて貴重な経験になるだろうなと思います。他には第一線で活躍されている役者さんや監督、音楽家の方にインタビューしてみたいです!もう挙げるときりがないですね(笑)
Q)これからも舞台を中心に活躍されていくと思うのですが、虹美さんが目指す役者像はありますか??
舞台はもちろん、活動の幅を限らずにマルチに活躍していきたいです。特に邦画が好きなので、いつの日か日本アカデミー賞の舞台に立つことを目標にしています。カメレオンのように、どんな色にも染まれる実力派女優になりたいです。

「食堂内での歌唱·口笛などはお控えください」と書かれた貼り紙は藝大ならではだと思います(笑)
私(宮脇)含め、声楽科の学生は大学内だと基本どこででも歌っているので食堂にはこの貼り紙があるのだと思います(笑 )声楽科体育祭でベートーヴェンの第九を歌うほど、みんな歌うことが好きです。食堂で歌えるのは、藝祭などコンサートが開催される時だけです。
【感想】
今年の藝祭2025で、虹美さんが脚本·演出をされた演劇を袖からでしたが観劇させていただきました。グランドピアノを使用する演劇は虹美さんの音楽魂だったり、エリック・サティが好きという気持ちがあってこそのものだったのかなと感じます。私もお芝居が好きなので、大学生活と役者そしてSckettoの活動を上手く両立されている虹美さんを、すごく尊敬しています。今回、土偶のお話やたまごソムリエのお話など、様々インタビューさせていただきました。舞台に対する姿勢、役に対しての向き合い方の変化など私自身も勉強になることをたくさんお伺いできて良かったです。
虹美さんの“サイコパスな役”ぜひ見てみたいです!!

宮脇眞子 (みやわき まこ)
京都市出身。
幼少期よりバレエ、小学4年生から日本舞踊、合唱を始める。第77回全日本学生音楽コンクール声楽部門本選 大阪大会第3位。京都市立京都堀川音楽高等学校 声楽科を経て、東京藝術大学音楽学部 声楽科2年在学中。
趣味 :ミュージカル鑑賞、ホラー映画鑑賞、ピンク色のものを集めること
特技 :声楽、日本舞踊·ブリッジで歩くこと
Instagram::https://www.instagram.com/sn_mako13
インスタグラムの方には藝祭でのミュージカルガラコンサートの様子も載せていますのでよかったらご覧ください(* .ˬ.)

取材・文:宮脇眞子(東京藝術大学)
写真・本人提供・編集部
【告知】
宮脇さんら他6名のメンバーが、2025年11月24日(月)~31日(日) 『AKT秋田テレビ』リポーターオーディションに出場します。11月16日(日)16時~18時には漆間さんが『出場者配信ルーム』にお寄りして、一緒に配信をしてもらいます。
紹介記事はこちら⬇️









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