『TOHOシネマズ学生映画祭』リポート②MC紹介
- プロジェクト事務局 Scketto
- 4月1日
- 読了時間: 8分
更新日:4月4日

学生たちのアイデアと情熱が集う「TOHOシネマズ学生映画祭」が、今年で18回目を迎えた。映像制作を志す学生たちにスポットライトを当て、未来の映画界を盛り上げる新しい才能を発掘しようと、有志の大学生が中心となって作り上げてきたこの映画祭。

リポート2本目は、Sckettoメンバーでリポーターも行う漆間虹美さんがMCを担当したので、MCの当日の活動紹介と本人より感想コメントをもらいました。

光井江玲奈(早稲田大学)、漆間虹美(東京藝術大学)がMCを担当。
【授賞式】

スポットライトを浴び、堂々と司会を務める漆間と光井

観客に向けて堂々と司会を進行する漆間・光井。自信に満ちた姿が会場に安心感を与える。

落ち着いた進行でイベントをスムーズに進める

影ナレも担当し、裏方でもその腕を発揮する
【トークショー】

ナカモトユウ監督との対談。真剣な議論を交わしながら、映画制作の裏話に迫る貴重な時間。

終始笑顔の絶えない素敵な対談。漆間と光井の温かい進行に、監督もリラックスした表情で応じる。

学生から募った質問を元に、丁寧に話を引き出す。会場との一体感を生み出した心温まるひととき。
【漆間虹美】

東京藝術大学 音楽学部 楽理科在学中。
9歳の頃に「ロビンソン・ロビンソン」リリー幼児役で初舞台を踏んだ後、高校2年生まで舞台や映像作品に出演。受験勉強をきっかけに一時休止した活動を、大学入学とともに再開。現在はフリーで舞台を中心にMCやscketto学生リポーターなどマルチに活動している。本年の舞台出演作に「お嬢様はバンドがやりたい」天王洲愛流役/「逆流家族」開島すみれ役/「美人狼 アイドルへの道」カリナ・エンジェル・村咲役/結婚式「メモリプレイ」新婦中高生時代役。2024年「アナトレ」アナウンス基礎コース修了。
Q)今回の感想をお願いします
司会者として準備を含め約二ヶ月間、映画祭に関わらせていただきました。
映画を愛する同年代の方々と映画祭本番に向けて準備をする時間は本当に楽しかったです。毎週のミーティングの他に、トークショー企画のメンバーで話し合ったり、本番に向けて通し練習を重ねたり、たった二ヶ月とは思えないほど濃い時間を過ごせました。本番は、映画祭に向けて準備をしてきた実行委員一人一人の労力を知っていたからこそ、成功させたいという気持ちが強かったので、それほど緊張することなく舞台に立ちました。
ナカモトユウ監督とのトークショーも、ナカモト監督の温かいお人柄のおかげで素敵な時間になったと思います。映画制作のリアルな現場、監督という仕事の奥深さ、そして作品を共につくり上げる仲間の大切さ—————興味深いお話の数々に引き込まれました。貴重なお話をお聞きできて本当に楽しかったです。また、トークショーの準備をするためにナカモト監督の作品を沢山鑑賞したり、ドキュメンタリー映像や記事などを見たりする時間もとても有意義なものでした。これまであまり触れてこなかったアクション映画やホラー映画の世界に興味をもつきっかけにもなりました。
また、同世代で映画制作に真摯に向き合う学生監督の皆さんと交流するなかで、その情熱と才能に心から敬意を抱きました。これから私は役者として夢を追い続けますが、映画を創る方々の凄さを改めて実感できたことは大きな財産です。結果発表中の歓声や受賞された監督の言葉、審査員の方々の講評を聞き、改めて司会として関わることができて良かったと心から感じました。この経験を糧に、大好きな映画に関わることができるように俳優業を頑張っていきたいと思います!最後に、映画祭当日に向けて入念に準備をしてくださった実行委員の皆さん、沢山お世話になったトークショー企画の皆さん、そして共に司会を務めてくれた光井江玲奈さんに感謝申し上げます。映画に向き合う人々の情熱をたくさん浴びた学生映画祭。この思い出はいつでも取り出せるように、心のフィルムに大切に記憶しておきます。

Q)気を付けたポイントをお願いします
本年の映画祭のテーマは「ハジケテトビタテ」でした。映画祭という特別な空間を大切にしながら、このテーマに相応しいフレッシュで明るい司会をすることを心がけました。作品を出品された学生監督の方々にとっても、半年以上準備を重ねてきた実行委員の皆さんにとっても、本番は大切な一日になります。そのことを忘れないようにしながら、一言一言に責任をもって言葉を紡ぎました。
Q)MCをしようと思ったきっかけ
実は、去年のTOHOシネマズ学生映画祭を観客として観に行ったんです。同年代の方々が制作された映画を観て刺激をもらうと同時に、映画祭の運営を全て学生が行っているという事実に驚きが隠せないほど素敵な映画祭でした。第17回司会者の赤川すみれさん、狩野祐輝さんの安定した司会力にも感動しました。映画を愛する1人として私もこのような映画祭に関わってみたいとその時強く思い、第18回の司会者オーディションに応募することを決めたのがきっかけです。司会者に選んでくださった、実行委員の皆さんには感謝しかありません。司会を任せて良かったと思っていただけるように、自分らしくできることを頑張ろうと心に誓った瞬間でした。
【光井江玲奈】

早稲田大学3年 早稲田大学アナウンス研究会所属
Q)今回の感想をお願いします
学生監督の皆様の夢溢れる映画祭に司会として携わることができ、大変光栄でした。私自身初の大舞台での司会で終始ドキドキでしたが、全てが忘れることの出来ない貴重な経験となりました。学生監督の皆様と直接お話をする機会もあり、映画にかける熱く真っ直ぐな思いに同年代として大変刺激を受けました。また、ナカモト監督のトークショーでは、学生監督に寄り添った温かいお言葉をいただく中で、プロとしての貴重な経験と知見を惜しみなく教えていただきました。観客視点の大切さ、同じ夢を持つ仲間と作品を作り上げる尊さなど、心動かされるお話をたくさん伺うことができ、本当に嬉しく思いました。
そしてこの映画祭には司会だけでなく実行委員としても参加させていただきました。毎週対面での会議に出席し、映画祭全体の運営や企画台本の制作に関わり、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。実行委員の皆さんの映画祭にかける情熱に触れながらも、温かく支え合うチームの一員として活動出来た時間は、多くの学びがありとても幸せでした。実行委員の皆さん、共に司会を務めた漆間虹美さん、映画祭に関わったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
Q)気を付けたポイントをお願いします
今年の映画祭のテーマ「ハジケテトビタテ」のように、明るく元気な司会を心がけました。特に影ナレーションの際は、司会者の顔が見えない分、声により一層の表情を込めるよう意識しました。トークショーでは、1時間という限られた時間で時間配分を決めることが難しく、事前に何度も修正を重ねました。本番では、台本を手元に置きつつも、その場の流れに応じてナカモト監督とお話ししました。学生の皆様が監督の実体験や、プロになるためのアドバイスを直接聞ける機会は貴重なので、「もし自分がプロに質問できるとしたら、何を知りたいか?」を考えながらトークショーを進めました。また、監督の魅力を最大限お伝えできるよう、過去の作品やインタビュー記事、映画のメイキング映像などをたくさん拝見しました。
Q)MCをしようと思ったきっかけ
所属しているアナウンス研究会で、映画祭の司会オーディションを知りました。同世代の学生が心血を注いだ作品をぜひとも紹介したいという強い思いに駆られ、応募しました。また、司会に留まらず、実行委員として映画祭に携わることができる点にも大きな魅力を感じました。学生同士が意見を出し合い、協力しながら一つの大きなイベントを作り上げていく過程は、今しか経験できない貴重なものだと感じたことも、応募の大きな理由になりました。

同じ早稲田大学アナウンス研究会のメンバーで記事を担当しました

リポート①:受賞結果発表:https://www.scketto.com/news/20250403
リポート③:「ナカモトユウ監督」トークショー:https://www.scketto.com/news/20250403-1
『TOHOシネマズ学生映画祭』公式サイト:https://www.tohotheater.jp/tcsff/
【感想】

漆間さん、光井さん、素晴らしい司会をありがとうございました。元気な明るい声で盛り上げてくれたり、落ち着いた声で和ませてくれたりと、お二人が会場の雰囲気を常に作り続けてくれたと感じました。トークショーではゲストの方に寄り添ってお話を引き出している姿が印象的でした。お二人とも、今回のTOHOシネマズ学生映画祭には欠かせない存在でした。鈴木遥(法政大学)

今回のTOHO学生映画祭では、映画を鑑賞するだけでなく、トークショーやMCの進行にも注目しながら楽しむことができました。特に印象的だったのは、同じ大学生の二人がMCを務めていたことです。スムーズな進行や絶妙な掛け合いがとてもかっこよく、観客として聞きやすいだけでなく、会場全体の雰囲気も盛り上げていました。その姿を見て、私もいつかMCに挑戦してみたいと強く思いました。また、トークショーではナカモトユウ監督が登壇し、作品に込めた思いや撮影の裏話をたくさん語ってくださいました。私は映画が好きなので、普段知ることのできない制作の過程や監督ならではの視点を直接聞けたことがとても楽しかったです。映画を鑑賞するだけでなく、その背景を知ることで、作品に対する理解がより深まったように感じました。今回の映画祭を通じて、映画の魅力を再認識するとともに、MCという新たな挑戦にも興味を持つきっかけになりました。今後もこうしたイベントに積極的に参加し、学びを深めていきたいと思います。舟守はるな(早稲田大学)

MCの漆間さん、光井さんも長丁場の司会進行お疲れ様でした!そして疲れているなか、質問にも答えていただきありがとうございました。お二人の明るく映画祭を盛り上げようという気持ちが伝わる司会進行で、今回の映画祭がより楽しい時間となりました。半田莉里花(立教大学)

◆取材・文:鈴木遥(法政大学)、舟守はるな(早稲田大学)、半田莉里花(立教大学)
◆写真:仲西一成(Scketto)、公式提供
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