【インタビュー】上西萌々の素顔とこれから「変わっているほうがいい」
- プロジェクト事務局 Scketto
- 7 日前
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更新日:6 日前

上西さんが『オールナイトフジコ』(フジテレビ系)に出演していた当時に、何度か取材したことをきっかけに、同じ大学ということもあって意気投合。今回は渡辺梨子(東京女子大学)がインタビューをさせて頂きました。アシスタントにて漆間虹美(東京藝術大学)がお手伝いしました。撮影も上西さんのカメラを渡辺がお借りして撮影しました。
【プロフィール】

上西萌々(うえにし・もも)
2022年12月17日生まれ、千葉県出身。
東京女子大学在学中の2024年に『オールナイトフジコ』発の女子大生アイドルユニット『フジコーズ』の3期生オーディションに合格し、同年4月からレギュラー出演。2025年3月に同番組の終了と共に『フジコーズ』を卒業。去る9月に無事に大学卒業を果たした。「NOさつまいもNOライフ」を標榜する無類のさつまいもラブを発揮しており、現在は「さつまいもニュースONLINE」にてコラムを連載中。
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【インタビュー】
――まずは大学を卒業してからのことを聞かせてください。1カ月前に卒業しましたが、いまはどんな生活を送ってますか。
上西:一応、とある企業から内定はいただいていて、入社までの期間はいま自分の一番やりたいことができる期間なので、いまは一番好きなサツマイモの勉強をしています。
いまは(社)さつまいもアンバサダー協会で勉強させてもらっていて、ゆくゆくはサツマイモのお店を開くために、勉強して知識を溜めている準備期間でもあり、勉強したことを発信する期間にもしています。具体的には畑に出向いていろんな種類のサツマイモを育ててみて、どの種類が加工に向いているのかとか、意外に食用向きだなとか、普通なら捨てられちゃう部分を別の要素として意外と活かせるんじゃないかなというのを勉強したりしてます。

――発信は、どういう媒体でしていますか。
上西:おもに自分のSNSで、Xとインスタです。今日はサツマイモの試し堀りしてきましたとか、“葉面散布”といって栄養お酢や黒酢なんかを葉っぱにふりかけてきましたみたいな。私も知識がまだまだ未熟だから、こういう勉強してきましたっていうのを発信しています。 あとは、自分で食べたサツマイモのスイーツとか、こういう食べ方が美味しかったよっていう、自分で得た知識も発信するようにしています。

――あらためて、『オールナイトフジコ』のフジコーズに入った理由を教えてもらえますか。
上西:自分のことは少し変わっているほうだとは思っていましたが、中・高・大と普通に生活してきて、高校受験や大学受験ではみんなと同じレールに乗れるように生きてきて、就職活動でも普通に内定を頂きました。でもそこに自分の居場所があるとは思えなくて、それまでちょっとだけ興味があった芸能の世界を見てみたいと思い、フジコーズのオーディションを見つけて受けました。
実際にオーディション受けてみたら、変わっているほうがむしろ重宝されて、「変わっているほうがいいよ」とか、「上西らしいほうがいいよ」って言ってもらえることも多くて。そういう場所だったら自分らしさも出せるんじゃないかと思い、オーディションを受けて良かったなっていまでは思っています。
――フジコーズの活動を通して苦労したことや、思い出に残っていることはありますか。
上西:やっぱり「TIF」(TOKYO IDOL FESTIVAL)とかのビッグイベントです。ダンスがほんとに苦手だったから、みんなについていかなきゃっていう思いはあるんですが、どんなに練習してもみんなのパフォーマンスにはなかなかついていけなくて、プレッシャーに感じていました。

それでもいろんな人にお力を借りてすごく練習し、ステージに立った時にファンの方から「パフォーマンス良かったよ」って言ってもらえたりして、喜んでくれる顔を見るのが嬉しかったです。その後のステージではどんどんパフォーマンスが向上していって、回を重ねるごとにどんどん上手くなって、周りの人から「表情管理がどんどん上がってるね」って言ってもらえた時には、頑張って練習して良かったなって達成感がありましたし、アイドルをやってよかったなって思いました。
――番組出演に関して、家族からの反応はどうでしたか。
上西:めちゃくちゃありました。おばあちゃんには深夜番組だったから心配かけたくないのもあって、出演していることを言ってなかったんです。でもたまたま起きちゃった時があり、その時に私のことを見かけたらしく、それで親戚のあいだでも話題になって、おばあちゃんから電話かかってきた時にはすごい騒動になりました。
――友達には番組出演のことを明かしていたんですか。
上西:いや、言ってなかったですね。だから番組が終わってから連絡が来たり、インスタグラムで見たよって連絡が来たりきました。

――サツマイモ以外のことで、次に挑戦してみたいはありますか。
上西:食べることが本当に好きで、大食いが得意なんですけど、言葉で伝えることが苦手なので、大食いタレントにはなれないと思っています。それでも食べることに関わるお仕事はもっとしてみたいですね。言葉で伝えるのは苦手でも、食べることの感動を伝えるのは好きだから、美味しいことをシェアしてアピールしていきたい。食レポにももっと挑戦できるように、もっとSNSで発信していけたらなって思っています。
――8月にはバラエティ番組『ウワサのお客様』(フジテレビ系)に出演し、大量のうどんを食べるシーンがバズりました。
上西:あれは幸せでした♡ そもそも大食いってコストもかかるし、なんかお店にも迷惑かかるじゃないですか。でも、お仕事で食べさせてもらえると、お店側の了承もいただけるし、お腹いっぱい食べさせてもらえるから、すっごい幸せな時間だったです。
――その大食いぶりはいつごろからなんですか。
上西:昔から自分でもいっぱい食べるとは思っていましたけど、記録に挑戦したことはなかったです。『オールナイトフジコ』に出演したとき、自己紹介で「大食いが得意です」って言ったことをきっかけにオファーをいただけたんですが、その時はどれくらい食べられるのかわかんないですって正直に言ったら、そのオファーもいったんナシになっちゃいました。でも『オールナイトフジコ』が終わった後にもう1回オファーが来て、「はなまるうどんに行ってみましょう」って話になったんです。それで実際に食べてみたら4.5キロも食べることができて、それで出演が決まった感じでした。自分自身、大食いできることについ最近気づいたみたいな感じだったから、それまでは全然わかんなかったですね。
――うどん以外だと、どんな大食いに挑戦したことがありますか。
上西:最近、YouTube番組でチャーハンと唐揚げを食べました。けっこうな量を食べたと思うんですけど、まだ公開されていないんですよ。唐揚げがげんこつ二つぶんくらいの大きさで、それが7個。制限時間は20分ぐらいだったかな。手で持っているだけでも重くて、何回かお皿に置かないと1個も食べられないみたいな大きさ。うどんはつるって食べられるから結構いけるんですけど、唐揚げって結構どっしりくるし、スタミナ系だから、これはお腹にたまりました。
――SNSについても詳しく教えてください。
上西:いまはInstagram、TikTok、Xの3つをやっています。Instagramは毎日、絶対にあげるようにしています。ただの意地で、やろうって決めたら自分的にそのルールを破れなくなっちゃって、続けている感じですね。
――投稿してる写真にはこだわりはありますか。こうやって撮ってるとか、
上西:カメラは最近買ったキヤノンの『PowerShot V1』にハマっていて、これで撮るようにしています(※今回の取材にも持参)。Instagramは好きだから、あまり自撮りばかり上げないようにするのと、自分が好きな画角にこだわったりしています。

――SNSではファンとの交流も多いと思いますが、実際にファンの方と対面で会う機会はありますか。
上西:全然あります! オフ会とか生誕祭とか開催しています。あとはラジオの公開収録にも出演しました。ちょうど昨日がラジオ出演で、ゆるい雰囲気でやらせてもらってて、なんだかんだ月イチでいろんなイベントをやらせていただいてる気がします。ほかにはキッチンカーとか、代官山の「東京秘蜜喫茶」では焼き芋のイベントもやらせてもらいました。
――めっちゃ食べるということですが、体型管理はどうされていますか。
上西:実際は毎日、量を食べているわけではなく、食べる時と全然食べない時があって、けっこう差があるかもしれないです。 運動に関してはほんとに苦手で、逆にどうしたらいいのかを聞きたくて……。ただ運動できないぶん、ひたすら歩いたりしています。1駅分とか2駅分とか、けっこう歩いちゃったりしますね。音楽を聴くのが好きなのでイヤホンしながらずっと歩いています。運動しないからこそ逆に、歩きながら音楽を聴きたいなって思っています。
――それでは最後に、ファンの方に向けてメッセージをお願いします。
上西:私はなんでもない大学生だったと思うんですけど、大学も卒業しちゃって、いまはなんでもない人間。そんな私にここまで一緒についてきて、応援してくださって、いつもいつも本当にありがとうございます! まだまだ未熟者なんですけど、その分いっぱい伸びしろがあると思うので、これからも成長していくところを見守っていただけたら。私を応援してくれたら、その分いっぱいいろんな愛をお返しできるように頑張りたいです。これからもよろしくお願いします!

リポート1本目では、2名で代官山駅近くにある「miffy café tokyo」カフェリポートをしてもらいました。
【感想】

上西さんを同じ大学の先輩として取材させていただきました。柔らかい雰囲気の中にどこか芯の強さを感じる、とても素敵な方だと改めて感じました。取材中は終始穏やかで、ひとつひとつの質問に丁寧に向き合ってくださり、上西さんの優しさと誠実さがにじみ出ていました。今回、特に印象的だったのは、「変わっている自分を肯定してくれた場所だった」という言葉です。自分らしさを大切にしながら活動されているのだと感じ、大きな刺激を受けました。また、取材を通して、上西さんの人柄や情熱に触れることができ、私自身とても貴重な時間になりました。私も先輩のように、自分の思いを信じて、真っすぐに進んでいきたいです。(渡辺梨子)

インタビューでは、上西さんと渡辺さんの息の合った掛け合いが印象的で、終始和やかな雰囲気に包まれていました。お二人だからこそ生まれた会話も多く、私自身とても楽しく取材に参加させていただきました!
上西さんの丁寧な言葉遣いや柔らかな話し方からは、謙虚で素直なお人柄がにじみ出ており、その魅力を改めて感じました。おいもへの愛だけでなく、しっかりと調べて発信される真面目さも素敵で、大食いというギャップもまた魅力のひとつです。上西さんの今後のご活躍も心から楽しみにしています!!(漆間虹美)

取材・撮影・文:渡辺梨子(東京女子大学)
取材協力:漆間虹美(東京藝術大学)
【フジコーズ・アーカイブ】
① 3期フライヤー配布編:https://www.scketto.com/news/20250312-1
② 1周年ライブ編:https://www.scketto.com/news/20250311
③ 最終回番組放送編:https://www.scketto.com/news/20250313
④ 卒業式<前編>:https://www.scketto.com/news/20250313-1
⑤ 卒業式<後編>:https://www.scketto.com/news/20250316
⑥ 取材ダイジェスト:https://www.scketto.com/news/20241202
渡辺は、上西さんらフジコーズ3期生が初出演した番組収録を現地取材したほか、TIF2024では初日の出演ステージを取材。漆間は、フジコーズの1周年記念ワンマンライブ(ZEPP新宿)、同ライブを告知する渋谷での街頭ビラ配布、番組最終回の収録、および卒業イベントの取材に参加しました。









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