『第44回横浜開港祭』親善大使 笹田六花、舟守はるなが自ら活動をリポート<2>
- プロジェクト事務局 Scketto
- 3 日前
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『横浜開港祭』とは、横浜港の開港記念日である6月2日を祝う市民祭です。

例年6月初旬に行われ、パレード、ステージイベント、屋台、花火大会などさまざまな催しが横浜みなとみらい地区を中心に開催されました。また、横浜開港祭親善大使はオーディションによって選ばれたメンバーによって構成され、土日・祝日を中心に横浜開港祭のPR活動を行いました。

Sckettoでリポーターを務める笹田六花(青山学院大学)、舟守はるな(早稲田大学)の2名が、自ら活動のリポートをします。
【笹田六花】

青山学院大学・北海道出身
趣味:セルフネイル・編み物・音楽ライブ参戦
特技:早起き・工作
今回のレポートでは、私が特に印象的だったPR活動を三つ紹介いたします。
【SASSEN】

まず一つ目は、横浜開港祭当日にも体験できた現代版チャンバラ「SASSEN」です。実はこのSASSEN、横浜開港祭当日にも体験できるコンテンツでしたが、私たち親善大使は一足先に、事前に体験させていただく機会をいただきました。
SASSENとは、センサー付きの特殊な刀を使って一対一で戦う新感覚のデジタルスポーツです。対戦相手は、なんと横浜を拠点に活躍する人気YouTuberの横浜あさひさん。私たち親善大使4名がそれぞれ挑みました。初めての体験だったので、最初はぎこちない動きばかりでしたが、慣れてくると実は動きやルールは意外とシンプルであることに気づき、カメラを忘れてつい夢中になってしましました。

SASSENは一撃必殺が基本ルールで、いかに素早く、そして正確に相手の体にセンサーを当てられるかが勝負の鍵となります。観戦している方々も「おお〜!」と思わす声をあげるような白熱の展開に、スポーツとしての面白さを実感しました。また、「KASSEN」という団体戦形式も体験させていただきました。こちらはチームで戦略を立てながら戦う協力型の競技で、個人戦とはまた違った魅力があり、仲間との一体感を楽しむことができました。お互いに声をかけあいながら戦うことで、より絆を深めることができました。SASSENは、スポーツとしての楽しさだけでなく、戦略を考えるエンタメ性やチームワークの大切さも学べる素敵なプログラムでした。新しい形の交流型体験として、多くの方にぜひ体験してほしいです。対戦の様子は、横浜あさひさんの公式YouTubeにて見ることができますので、ぜひご覧ください!
【ザよこはまパレード】
二つ目にご紹介するPR活動は、「ザよこはまパレード」です。

ザよこはまパレードとは、毎年5月3日に横浜市で開催される歴史と伝統ある大規模な市民パレードで、地元の学校や企業、文化団体など、多くの団体が参加し、横浜の街を盛り上げる一大イベントです。パレードにふさわしい晴天のもと、私たち第44回横浜開港祭親善大使も、横浜青年会議所の皆さんと共に、横浜開港祭の横断幕を掲げて行進に参加させていただきました。全長3.6kmのパレードコースを歩く中で、まず驚いたのは、普段はたくさんの車が行き交う道路を、自分の足でしっかりと歩けたことの特別感です。信号もクルマもなく、道路の真ん中を胸を張って進むのはとても不思議で、少し誇らしいような気持ちにもなりました。歩きながら見える横浜の街並みは、いつもよりも一層輝いて見えました。歴史ある建物や近代的なビル群、美しく整備された街路樹や花壇、そしてそこに集うたくさんの市民の皆さんの笑顔。それらすべてが一つの風景となって、私の目にも心にも深く刻まれました。

沿道には本当に多くの方々が足を運んでくださっていて、小さなお子さんからお年寄りの方まで、幅広い年代の方々が手を振ってくれたり、「横浜開港祭に行くね!」と声をかけてくださったりしました。その一言一言が胸に染みて、暑さも疲れも吹き飛ぶほどの力を本当にたくさんいただきました。小さなお子さんが笑顔で手を振ってくれた時には、自然と私も笑顔になり、自然と背筋が伸びるような気持ちにもなりました。
スタートしてからゴールに到着するまでの約1時間は本当にあっという間で、横浜という街の温かさ、人々の優しさ、そしてパレードに参加する喜びを存分に味わえた、私の中でかけがえのない時間でとても貴重な経験だったと思います。
【石川町裏フェス】
三つ目は、石川町裏フェスでのPRです。
石川町裏フェスにてチラシの配布を行いました。チラシをお渡しする活動はこれまでにも何度か経験があったため今回は特に緊張することもなく、むしろ自然体で取り組むことができました。最初の頃は少し身構えていたのですが、今回の活動では、私自身が段々と笑顔で気軽に声をかけられるようになっていることに気づき、自分の成長を感じることができました。受け取ってくださった方と交わせたちょっとした会話や笑顔のやりとりは、小さな喜びとして心に残っています。
中でも印象的だったのは、チラシ配布の途中で、地元ラジオ局・マリンFMのパーソナリティの方に声をかけていただいたことです。その場で急遽、公開ラジオに出演させていただけることになりました。予想外の展開ではありましたが、これまでのラジオ出演の経験が役立ち、落ち着いて横浜開港祭の魅力を自分の言葉でお話しすることができました。

こうした偶然の出会いと機会も、現地に足を運んでこそ得られる貴重な経験であると実感しています。石川町裏フェスでは、地域の皆さんと直接つながりながら活動する楽しさと、これまでの経験が自信につながっていることを実感でき、とても充実した一日になりました。
【舟守はるな】

早稲田大学・神奈川県横浜市出身
趣味:読書、小説執筆、作詞作曲
特技:朗読、横浜市の18区を早口で言う
今回のレポートでは、私からもこれまでの活動の中で特に印象深かった3つのPR活動について、ご紹介させていただきます。
【元町安全・安心パレード】
まず一つ目は、5月5日に参加させていただいた「元町安全・安心パレード」です。

私にとって、パレードを歩くのはこれが人生で初めての体験でした。幼い頃から、両親との散歩ルートとして親しんできた元町の街を、今度は横浜開港祭親善大使として歩かせていただけることは、感慨深く、まさに夢のようでした。当日は、一日警察署長・消防署長の任命式も行われ、パウパトロールのマーシャルとハイタッチをさせていただいたことも、思わず笑みがこぼれるような素敵な思い出となりました。
パレードの沿道には、多くの市民の方々がずらりと並び、温かいまなざしと笑顔を送ってくださいました。特に、小さなお子さまやご年配の方とハイタッチを交わした際、その笑顔がぱっと花開くように輝くのを見て、胸がぎゅっとなりました。この瞬間こそが、親善大使として活動してよかったと心から思えた出来事の一つです。

【ラジオ番組への出演】
二つ目にご紹介するのは、ラジオ番組への出演です。

私はこれまでに、FM戸塚様の「戸塚井戸端会議」、マリンFM様の「RADIO JACK YOKOHAMA」の2つの番組に出演させていただきました。放送では、横浜開港祭の魅力や見どころ、私の横浜のおすすめスポットなどを、自分の言葉でたっぷりとお話しすることができました。
マリンFMでは「あいうえちあき」さん、FM戸塚では「ikam」さん、「NOZARASI」さんといった、温かく迎えてくださるパーソナリティの皆さまのおかげで、放送前の緊張が嘘のように、楽しみながらお話しすることができました。ラジオを通じて、多くのリスナーの皆さんに横浜開港祭の魅力を届けられたことを嬉しく思っています。

左から、あいうえちあきさん、舟守はるな、郷愛衣乃
【ハマフェス】
三つ目は、5月24日・25日に行われた「ハマフェス」でのPR活動です。

開港祭本番の1週間前ということで、親善大使10人全員で臨む最後のPR活動でした。4月の初めは少しぎこちなかったパンフレット配りや声かけも、今では皆が堂々と、笑顔で積極的に取り組めるようになっており、この期間における自分たちの成長を強く感じました。

人であふれる山下公園の光景を見ながら、「来週はいよいよ臨港パークがこのようなにぎわいに包まれるんだ」と胸が高鳴り、横浜開港祭への期待とワクワクが一気に広がったことを今でも覚えています。
【第44回横浜開港祭】
そして、約2ヶ月半のP R活動ののちについに迎えた第44回横浜開港祭。3日間の全てが宝物のような思い出です。ここでは特に私自身の成長を感じた・心に残った出来事を、少しだけご紹介します。
まずは、横浜開港祭三日目に行われた「ちびっ子ミニ駅伝」のアナウンス・実況です。会場となった臨港パークには、朝早くから多くの子どもたちとご家族が集まり、元気いっぱいの声が響いていました。私は、大会の開会式アナウンスや、チーム紹介、選手一人ひとりの名前の読み上げなどを担当させていただきました。
アナウンス原稿には、走者の名前だけでなく、応援の気持ちも込めて読み上げられるよう工夫を凝らしました。緊張しながらも、スタートラインに立つ子どもたちの姿を見ていると、自然と心からのエールが声に乗るのを感じました。
また、レースの合間には子どもたちと直接ふれあう機会もあり、「ありがとう!」「がんばったよ!」という言葉をもらえたことがとても嬉しく、忘れられない思い出になりました。小さな選手たちの一生懸命な姿と、それを見守る家族や観客の温かさが重なり、横浜開港祭ならではの感動が生まれていたと思います。

また、特に印象的だったのは、開港祭1日目に、臨港パークの空に大きな虹がかかった瞬間。雨上がりの奇跡のような光景に、親善大使の一員として立ち会えたことに感動しました。

そして、親善大使ダンスやドリーム・オブ・ハーモニーをはじめとする大きなイベントも、多くのお客様にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。イベント本番は、どれも準備に時間をかけてきた分、舞台に立った瞬間の喜びもひとしお。観客の皆さまのあたたかな拍手や声援に包まれて、胸が熱くなりました。
中でも、親善大使ダンスは、10人全員が心をひとつにして踊りきることができた特別な時間でした。笑顔と声援に背中を押されながら、リズムに乗って一歩一歩を踏みしめるたびに、これまでの活動が思い出され、感極まる場面もありました。
【親善大使ダンス】

リポート<1>で紹介。
また、夜の臨港パークを彩った花火は、まさに感動のフィナーレ。フィナーレの瞬間、横浜の空を照らす大輪の花火を見上げながら、「無事に、そして安全に3日間を走り抜けることができた」という安堵と達成感が胸いっぱいに広がりました。誰一人として大きな怪我やトラブルもなく、スタッフや関係者の皆さまのご尽力のおかげで、無事に全日程を終えることができたことに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。この3日間は、私にとって一生忘れることのない宝物になりました。
【INFO】
【感想・笹田六花】

任命式から横浜開港祭当日までの約二ヶ月半。これまで横浜開港祭親善大使として、さまざまな活動に参加させていただきました。多くの経験を重ねる中で、日々自分自身の成長を感じていました。
活動を始めた当初は、正直なところ不安もあり、緊張の連続でした。特に初めてチラシをお渡しした日のことは、今でも鮮明に覚えています。なかなか受け取っていただけず、「どんな声かけをすれば良いのだろう」と悩みながら、何度も試行錯誤を繰り返しました。しかし、回数を重ねるうちに少しずつコツをつかみ、次第に自然な笑顔で声をかけられるようになっていきました。活動を通していただいた温かい言葉の一つひとつが、自信と励みになっています。そして、人とのつながりの大切さや、言葉が持つ力を実感することができました。こうした小さな積み重ねが、私の成長につながっています。
このように、一つひとつの活動に真摯に向き合い、多くの方と出会い、支えられながら取り組んできた中で、少しずつ、確実に自信も深まりました。イベントでは、市民の皆さまと直接ふれあいながら、横浜開港祭の魅力をお伝えする機会をいただきました。チラシをお渡しした際の笑顔、パレードの沿道から届く温かい応援の声、そしてラジオ出演で自分の言葉が誰かに届く喜び。そうした一つひとつの経験は、私の中でかけがえのない宝物となっています。
また、親善大使として活動する中で、改めて「横浜」という街の素晴らしさを再認識することができました。海と街が調和し、多様な文化が息づく横浜には、人と人とをつなぐ力があります。そしてその魅力は、横浜開港祭のような市民参加型のイベントを通じて、より一層輝きを放っていると感じました。
横浜開港祭親善大使としての任期は限られていますが、この経験で得た学びや出会いは、これからの私の人生において間違いなく大きな意味を持ち続けると思います。横浜の魅力を少しでも多くの方に届けられるよう努めてきたこの時間に、そしてこのような素敵な役割をいただけたことに、心から感謝しています。親善大使としての任期は一年間あり、まだまだこれからも活動は続いていきます。これまでの経験を生かしながら、もっと多くの方に横浜開港祭の魅力をお届けできるよう、精一杯務めてまいります。引き続き、温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
【感想・舟守はるな】

この約2ヶ月半、晴れの日も雨の日も、親善大使メンバーと力を合わせ、毎週末PR活動に取り組んできました。山下公園や野毛山動物園、ららぽーと横浜やこどもの国など、横浜のさまざまな場所に足を運び、パンフレットを手渡し、時には通りかかった方と目を合わせてお話をしながら、横浜開港祭の魅力を一人でも多くの方に届けたい一心で声を出し続けました。
ときには、うまく声が届かず悩んだり、緊張して思うように話せなかったりすることもありましたが、そのたびに「がんばってね」と優しく声をかけてくださる市民の皆さまや、親身にアドバイスをくださるスタッフの方々の存在に、何度も背中を押されました。そして、何よりも隣で頑張っている仲間の姿に励まされ、勇気づけられ、最後まで走りきることができたと感じています。
第44回横浜開港祭は、多くの方々のお力添えのおかげで、大きな事故やトラブルもなく、盛況のうちに無事3日間を終えることができました。臨港パークに集まったたくさんの笑顔、色とりどりのブースやステージ、空を彩った花火の美しさ……どの瞬間も胸に焼きついています。そして、この祭をつくり上げた一人として関わることができたことは、私にとって大きな誇りであり、かけがえのない財産となりました。
私は生まれも育ちも横浜です。観覧車の光る夜景、潮風を感じるみなとみらいの景色、週末に家族と散歩した元町商店街――この街で見て、感じて、学んできた日々が、今の私をつくってくれました。そして、親善大使として活動する中で、改めて実感したのは、横浜には“あたたかさ”があるということ。人のやさしさ、街の落ち着き、文化と歴史の豊かさ……この街のすべてが、私にとってのふるさとです。
任期は12月まで。これからも横浜の魅力を自分の言葉で、行動で、精一杯伝えていきたいと思っています。そして、来年の第45回横浜開港祭に向けて、より良いバトンを渡せるよう、残された時間の中でできる限りのことを積み重ねてまいります。
これまで応援してくださったすべての皆さまに、心から感謝の気持ちをお伝えしたいです。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
リポート<1>
『第44回横浜開港祭』親善大使 笹田六花、舟守はるながステージでダンス披露。

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