朗読演劇『ガールズ&シーブズ~銀行強盗は放課後に~』朗読でよみがえる、もう一つの青春――女子高生たちのきらめきと揺らぎの舞台
- プロジェクト事務局 Scketto
- 7 日前
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更新日:4 日前

2025年5月30日~6月1日に全5回公演する『ガールズ&シーブズ~銀行強盗は放課後に~』の公開ゲネプロ、囲み会見に参加させて頂きました(6月1日千秋楽観覧感想・追記)


【公開ゲネプロ】
舞台は“学校”をテーマに、朗読の魅力と演劇のライブ感を融合させた独自のスタイル。

eeo stageが「ハイセンスA3-D朗読演劇」という新しい朗読型演劇の第一回作品として、シアターマーキュリー新宿にて開催となった。

あらすじ
友情という絆で結ばれた女子高生5人組
ある日、先生から居残りを命じられた放課後の教室で金銭的な問題で学校を辞めるかもしれないと一人が言いだした。友達と離れたくない彼女達は何を血迷ったか学校を抜け出し銀行強盗を計画する??

【囲み会見】
出演者6人がそれぞれの思いを語った囲み取材では、青春をもう一度生きるような舞台裏のエピソードや、緊張と興奮が入り混じる舞台への熱い想いが語られた。

左より
高本安奈役 :山本杏
林里花役 :森脇梨々夏
美波ルイ役 :北野瑠華
大橋香役 :大西桃香
花田みちる役:佐倉ちひろ
三鷹奈津子 役:三戸なつめ
Q)舞台を終えて、現在どのようなお気持ちですか?

山本杏(高本安菜役)
「最初はすごく緊張していたんですけど、みんなが温かく迎えてくれて、『頑張れそう』って思えました。本番直前までわいわいとした雰囲気で、むしろ安心感がありました」緊張中にも一体感があったことがうかがえた。


森脇梨々夏(林里花役)
実際にコロナ禍の高校生活を過ごし、「卒業旅行も行けなかった」という経験をしたと語っていた。「だからこそ、この舞台で演じる“普通の高校生活”がすごく尊く感じられたんです。やり残した青春を、少しでも取り戻せた気がしています」


北野瑠華(美波 ルイ役)
今までのお稽古では起きなかったハプニングが起こり、何が起こるか分からない。本番もまた新たなものが生まれることが楽しみです。


大西桃香(大橋香役)
「私は今27歳なんですが、JK役として毎日を過ごしているうちに、まるで本当に高校生に戻ったような気分になって…。楽屋でも稽古場でも、ずっと青春してる感じがして、本当にキラキラした時間でした」
初日を終えての自己採点として、「80点」とやや厳しめ。それでも「楽しさでは98点! 明日からも全力で突っ走りたい」と、全5公演に向けての意気込みを見せた。


佐倉ちひろ(花田みちる役)
実際の観客を前にしたゲネプロでは、作品内での観客参加型のやり取りにも自然と応じてくれる雰囲気があり、より一層舞台に自信が持てたという。

Q)もしJKに戻れたらみんなで何をしたいですか?

三戸なつめ(三鷹奈津子役)
「みんなで授業中に、お手紙を交換をして秘密を共有してみたい!」現在は手紙ではなく、LINEを使用することも多いことに驚いていた。





笑って、騒いで、ときどき失敗もする。そんな日々こそが、この舞台の原動力になっている。朗読と演劇のハイブリッドで描く“学生生活”は、舞台上だけでなく、稽古場でもリアルに息づいている。最後まで走り切ったとき、6人にとってこの作品は、ただの“役”ではなく、“もう一つの青春”として心に刻まれるに違いない。
公演は5月30日(金)〜6月1日(日)の3日間、夜公演を含めて全5ステージ。6人のキャストが織りなすリアルな“朗読演劇”に、今後も目が離せない。
<メインテーマ>
「革命大恋愛」 歌:荒井麻珠
<スタッフ>
企画・原案:中塚進一
脚本:ますもとたくや
演出:木村好克
主催:eeo Stage/株式会社A3ほか
<WEB・SNS関連>
eeo Stage公式X:https://mobile.twitter.com/eeo_stage
(C)eeo Stage
【感想(ゲネプロ)】
◆5月30日公開ゲネプロ&囲み会見に2名が参加しました。


この舞台は、朗読と演技が融合した“もうひとつの青春”を感じされられたものだった。女子高生役を演じた6人は、緊張やハプニングをも楽しみながら、それぞれの個性を活かして物語を届けていた。楽屋や稽古場で育まれたチームワークが舞台にもにじみ出ており、観客との温かいやりとりも印象的。コロナ禍で青春を満喫できなかった経験を持つキャストの想いが重なり、懐かしさと輝きを感じさせられた時間だった。(建部美咲・左)

役者さん一人一人の弾ける笑顔、明るい声、綺麗な汗を見て、まるで私も高校生にタイムスリップしたかのようでした。ぜひみなさんにも劇場で、「青春」を体全身で感じて頂きたいです。(高武葉咲・右)
取材・文:建部美咲(順天堂大学)、高武葉咲(津田塾大学)
撮影:仲西一成
※<お詫び>文章中に一部誤植があり失礼しました。修正して対応をさせて頂きました(編集部)
【感想(千秋楽)】

6月1日千秋楽公演を2名が観覧をさせて頂きました。

宮脇眞子(東京藝術大学、左)、漆間虹美(東京藝術大学、右)が来場
千秋楽を観劇しました!出演者の皆さん一人一人の輝きが、高校生の青春物語に重なり、心温まる素敵な時間になりました。朗読演劇というジャンルにふれるのは初めてでしたが、映像を背景に、アドリブも交えつつ、台本を手にしながら身体を使って表現されるスタイルはとても新鮮で、最後まで飽きることなく楽しませていただきました。終演後のトークでは、皆さんの仲の良さが伝わってきて、舞台裏の雰囲気まで感じられるようでした。(漆間虹美)
私自身、朗読演劇を今回初めて拝見しました。個々のキャラの個性が目立ち、それがアドリブや物語のハラハラ、ドキドキな展開に繋がっていっていて、とても惹き込まれました。観客とのやり取りも多々あり、アットホームな空間で私も高校時代を共に生きているような感覚になりました。笑顔溢れる、あたたかな空間で観劇できたこと、とても嬉しく思います。(宮脇眞子)
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