top of page

Tokyo E-Prix2025 UPCX 記者会見にマギー、岩橋玄樹さんが登壇

 

2025年5月16日、高速ブロックチェーンを基盤とするペイメント・システムを開発するUPCX-Platforms Pte. Ltd.(以下「UPCX社」)は、都内にて記者会見を開催。翌日から開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権「フォーミュラE 2025 Tokyo E-Prix」(開催日:5月17日〜18日)の公式スポンサーに就任したことを発表した。

 

会見では、UPCX社がスポンサードに至った経緯や今後の展望について紹介されたほか、スペシャルゲストとしてファッションモデル・タレント・実業家として幅広く活躍するマギーさん、そして国内外で活動するアーティスト岩橋玄樹さんが登壇。MCを務めたのはフリーアナウンサーの国山ハセンさん。トークショー形式で、レースの魅力やUPCXが提供するテクノロジーの可能性について語られた。

UPCXとはオリジナルの金融に特化したブロックチェーンのことである。社名の由来は名称の由来は「Universal Payment Coordinated(ユニバーサル・ペイメント・コーディネーテッド)」で、「世界標準決済」を目指すという理念のもと、世界標準時刻「UTC(Universal Time Coordinated)」に着想を得て名付けられた。「X」には無限の可能性を意味している。UPCXの特徴のひとつが、ネームアカウント機能。従来のビットコインなどでは英数字の乱数によるアドレスで送金を行う必要があったが、UPCXでは電話番号やメールアドレス、任意の文字列を送金アドレスとして使用できる。さらに、UPCXは異なる通貨間での送金・受け取りに対応している。また、通常のブロックチェーンは「送金のみ」が基本だが、UPCXではQRコードを用いた請求機能にも対応。ユーザーは自分のQRコードを相手に読み込んでもらうことで、「口座振替」のような決済フローを実現できる。

今後UPCX社は、トークン「UPC」を活用した新たなファンプラットフォーム「Fanlink」の展開も予定している。これは、アーティストやスポーツ選手、インフルエンサーとファンを繋ぐ仕組みで、才能ある人々を支える革新的なサービスをリリース。

 

【トークショー】

トークショーには、スペシャルゲストとして、モデルのマギーさん、アーティストの岩橋玄樹さんが登場。車好きとして知られる二人は、車を好きになったきっかけや愛車について言及した。

マギーさんの車に興味を持ったきっかけは、「幼少期に見た、カナダで叔母が真っ赤なジープに乗っている姿です。女性が無骨な車を操っているのに魅了されました」と語り、そこからスポーツカーやモータースポーツがどんどん好きになったと明かしました。

マギーさんの愛車は、4月に納車したばかりの「ポルシェ718ケイマン GT4RSPDK ヴァイザッハパッケージ」。今回の会見が初披露で、愛車への愛を熱く語った。今回購入したのは、半年前に行ったYouTube企画での試乗がきっかけ。GT3 RSとの比較試乗で、その走り・音・反応の良さに一目惚れし、「次に買うならこれ」と決意したという。

マギーさん愛車【車種】ポルシェ718ケイマン GT4 RS PDK ヴァイザッハパッケージ

 

現在、自動車競技の国内Aライセンスを保有しており、サーキットではフォーミュラ4などを趣味で運転しているマギーさん。将来的には、国際Cライセンス取得を視野に入れており、そのためにレースに出場することも選択肢の一つとして考えているとのこと。まずは怪我に気をつけながら、今後もモータースポーツを長く楽しんでいきたいと語った。

 

岩橋玄樹さんの車好きになったきっかけは、幼い頃から車に囲まれて育ったこと。車のおもちゃをたくさん買ってもらい、両親がさまざまな車に乗っていた影響で、「大人になったらいろんな車に乗ってみたい」という思いを持つようになり、18歳ですぐに運転免許を取得したと語った。

岩橋玄樹さんの愛車は、「2022 McLaren Artura」。購入の決め手は、普段アメリカに住んでいるため、「ポップスターらしくカッコよく、目立ちたい」と語った。

岩橋愛車2022McLaren Artura

 

マギーさんは「乗りやすいのに、スピード感もしっかり感じられますよね」と共感し、岩橋さんも深く頷きながら「アメ車のヴィンテージにも乗ってみたい」と語り、車への情熱がその会話から感じられた。


ここからは中野 CEO が先生役、マギーさん、岩橋さんが生徒役となり、「UPCX」と「Fanlink」の可能性について、質問も交えて分かりやすく説明する授業形式に。

一般ユーザーの視点から鋭い質問を投げかける場面が多く見られた。

マギーさんは「処理速度はどれほどなのか」という、日常的な決済に関する疑問を投げかけた。これに対し、UPCX中野CEOは「クレジットカードよりも高速で、1秒間に10万件の処理が可能。将来的には100万件も目指せる」と回答。マギーさんも「それなら待ち時間もなく、安心して使えそうですね」と納得の表情を見せた。

一方、岩橋さんはアーティストならではの視点で「投げ銭システムとして既存のものとどう違うのか」と質問。これに対しては、「中間業者を介さず、透明性が高い。ファンが直接アーティストに想いを届けられるのが大きな違いです」と説明された。さらに、UPCXが提供する「Fanlink」というプラットフォームでは、ただの支援だけではなく、「ファンからアーティストへのリクエスト型支援」といった、クラウドファンディングのようなカスタム機能も搭載予定。たとえば「母の名前を入れた目覚まし音声を作ってもらいたい」といったパーソナルな依頼にも応えられる設計がされているという。

トークの終盤、岩橋さんは「ファンとアーティストが、本物のつながりを持てるプラットフォームになりそう」と期待を語り、マギーさんも「多機能なのに分かりやすい。しかも速い」と感心した様子を見せていた。

中野CEOは、「今あるブロックチェーンの多くは、決済にまで落とし込まれていない。UPCXは、社会実装にもっとも近いプロジェクト」と語り、その可能性に強い手応えを感じているようだった。

左からマギーさん、中野誠CEO、岩橋玄樹さん。イベント終盤のフォトセッションでは、「UPCX」の新たな可能性に笑顔でエールを送った。

 

【囲み会見】

イベントの最後にマギーさんと岩橋さんによる質疑応答コーナーが設けられ、ファンとのつながりについて熱い思いが語られた。

マギーさんは、「普段はファンの方と直接会う機会が少ないですが、DMは必ずチェックしています。私の日常の出来事をSNSでお伝えすることで、ファンの方々とより深く繋がりたいと思っています。特に、『Fanlink』を活用していくつか新しい試みに挑戦したいです」と、ファンとのコミュニケーションの重要性を改めて強調した。

一方、岩橋さんはコンサートなどで多くのファンと接する機会がある中で、「ファンの皆さんにより多くの幸せを届けるため、これからも全力で頑張ります」と決意を新たにし、熱いメッセージを述べた。また、「最近ハマっているものは?」という質問に対しては、「以前からスポーツが好きで、LAではドジャースのユニフォームをオーディションで購入しました」と、意外な趣味を明らかにした。

その後、二人から「フォーミュラE 2025 Tokyo E-Prix」に出場する選手たちへのメッセージも送られた。

マギーさんは、「日本の市街地を走ることはサーキットとは違った貴重な体験ですので、ぜひこの機会を存分に楽しんでください!」と期待を寄せた。

続けて岩橋さんも、「次世代のモータースポーツにとてもワクワクしています!『Tokyo E-Prix』の魅力が多くの方々に伝わることを心から願っています」と締めくくった。

 

【MC】

本会見の進行役を務めたのは、元TBSアナウンサーで現在はフリーアナウンサーとして幅広く活躍中の国山ハセンさん。

落ち着きのある声とスマートな進行で、会場をスムーズにリードした。

マギーさんや岩橋玄樹さんとのトークでは、テンポの良い掛け合いと自然なリアクションで、登壇者の素顔や本音を引き出す場面も。

 

【info】

  

【感想】

リポータ2名が担当しました。笹田六花(青山学院大学・左)、比嘉門未来(法政大学・右)

今回の取材を通じて、ブロックチェーン技術に特化した決済プラットフォームである「UPCX」の可能性と魅力を、より身近に感じることができました。会見の中でも特に、印象的だったのは、「Fanlink」のようなサービスを通じて、ファンとアーティストが直接つながることができる新しい仕組みや、今までにない処理速度の速さ、自分の好きな文字列でアドレスを作れるというユーザー視点に立った設計など、これまでのブロックチェーンにはなかった“使いやすさ”が緻密に考えられている点です。また、マギーさんや岩橋玄樹さんからの質問も非常に鋭く、ユーザー目線での疑問が次々に飛び出す中で、UPCXの実用性や、今後の展開がより具体的に伝わってきました。

「ブロックチェーン=難しいもの」という私の中のイメージが少しずつ変わり、日常生活の中に自然と入り込んでくる未来がすぐそこまで来ていることを実感しました。UPCXが目指す、社会実装が現実のものとなっていくプロセスを、今後も注目していきたいと思いました。(笹田六花)

UPCX社の記者会見は、単なるスポンサー発表に留まらず、テクノロジーとエンターテインメントの融合を強く感じさせる興味深いイベントでした。特に印象的だったのは、UPCXの将来性と「Fanlink」の役割です。このサービスは、ファンとアーティストの関係性をより密接にする可能性を秘めており、UPCX社の取り組みはエンターテインメントの新しい形を創造する契機になると感じました。今後、「Fanlink」が社会にどのように受け入れられ、活用されるのか、その展開が非常に楽しみです。(比嘉門未来)

 

取材・文:笹田六花(青山学院大学)、比嘉門未来(法政大学)

撮影:仲西一成(Scketto)

 
 
 

Комментарии


ECO
株式会社富士巧芸社

© 2022  FUJIKOOGEI Inc. All rights reserved.

bottom of page