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『ELLE ACTIVE! FESTIVAL2024』で、AIに潜むジェンダーバイアスについてトークショーを開催!


今年で創刊35周年を迎える『エル・ジャポン』によるイベント『ELLE ACTIVE! FESTIVAL2024』 が麻布台ヒルズ ヒルズハウス森JPタワーにて開催されました。

本イベントのテーマは“深めよう。いい関係でいい未来”。

コロナ禍を経て、リセットされた世界が再び動き出す今だからこそ再構築できる関係があり、トークショーを通して社会問題や人との関わり方をアップデートしながら、より良い未来へ“結束”していくということを目的に実施されました。今回は、開催された5つのトークショーの内、2本をリポートします。

リポート1本目は、トークショー①をリポーター石田梨帆(東京学国語大学)が担当しました。


【トークショー①】

1つ目のトークショーは、「AI時代のライフデザイン隠れたジェンダーバイアスに気付こう」をテーマに行われました。

<登壇ゲスト>:スプツニ子!さん、佐々木成江さん、坂井佳奈子さん

ファシリテーターとしてエル デジタル編集長の坂井佳奈子さんが登壇。


まずはイベントに先駆け、「『Re:RELATIONSHIP!』が今回のテーマになります。コロナ禍後、皆さんのライフスタイルが変わったと思います。人と人とのコミュニケーションが色んな風に変わってきたなというところを改めて皆さんとお話を聞き、これからの未来を良くするための何かヒントになれば良いなと思います。そして皆さんとこれからの未来を一緒に作っていければと思います。」と挨拶をして、イベントの概要を説明しました。

 

佐々木成江さん 横浜国立大学学長特任補佐(ジェンダード・イノベーション担当)/ 東京大学大学院理学系研究科特任任准教授

 

佐々木さんは、医療の分野などで研究・開発対象が男性に偏ってしまうことにより女性のデータが少ないという現状から、薬による健康被害のリスクが女性の方が高いケースがあることなどを指摘しました。その上で、「ジェンダード・イノベーション」という、新たに性差分析の視点を積極的に取り入れることで科学技術分野においてイノベーションを起こしてく必要性を訴えました。

 

スプツニ子!さん アーティスト / 東京藝術大学美術学部デザイン科准教授


また、スプツニ子!さんは実際にその場でChat GPTによる画像生成機能を用いて、AIに医師の画像を生成させると男性の画像ばかりが出てくる一方、看護師の画像は女性ばかりといった例を紹介し、AIに世間のジェンダーバイアスが反映されてしまっているという現状を話しました。

限定100名のプレミアムトークショーとなりました。

 

佐々木さんは、安易に性差を意識しすぎることの危険性についても指摘しました。客観的にEquality(平等)とEquity(公正)の違いを理解することが、正しい「ジェンダード・イノベーション」を社会に根付かせることや、逆差別を起こさないために重要であると語りました。

トークショーの最後に、スプツニ子!さんは「私はもっと女性がAIを活用した方が良いなと思います。私も大学でコンピューターサイエンスを勉強している時、クラスメートに女子学生がいなかったのがもっとないとずっと思っていたので、是非どんどん飛び込んで知ってもらって、本当にこれからどんどん世界を変えていきたいと思っています」と、理系分野を学ぶ女性の重要さについて話しました。

 

ELLE Japon35周年】

1989年に創刊された『エル・ジャポン』は今年で35周年を迎えました。

 6月28日に発売された8月号では、エルの豪華なアイコンたちが表紙を彩る通常版、アイコンとハッピーアイテムが35周年をセレブレートする付録つき特別版、さらに、Number_iが2種類のパターンで表紙を飾ったNumber_i特別版[A]color ver.、[B] black&white ver. の4種類のラインナップが展開されています。

Number_iがグループで登場するのは初めて。

特別版では通常版との共通ページ(5ページ)に加え、8ページのグラビアと3人のインタビューで、グループやメンバー、ファンへの愛について語っています。

 

【COVER HISTORY】

 35周年を記念して表紙のパネルがあり、フォトスポットになってました。

女性誌ウェブマガジン「エル デジタル」:https://www.elle.com/jp/

 

【リポーター紹介】

トークショーを通し、普段当たり前だと感じている日常にもジェンダーバイアスが蔓延っていることを改めて感じました。特に、生成AIが間違った情報を含む場合があることは知っていましたが、ジェンダーの観点からその問題点を聞くのは初めてでした。技術が発展しますます便利になってきている一方、ジェンダーバイアスによって偏った情報をAIが学習してしまうことにより、あたかもそれが正しいかのように見えてしまう恐れがあるということや、そのバイアスが将来の世代にも残ってしまう可能性があることを学ぶことができました。

(石田 梨帆・東京外国語大学https://twitter.com/riho_etow__


撮影:仲西一成


『ELLE ACTIVE! FESTIVAL2024』特集

2本目:トークショー②:https://www.scketto.com/news/elle2

3本目:上野智子インタビュー::https://www.scketto.com/news/elle3

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