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女性お笑いコンビ「お気に召せて」の単独ライブはコント7本×映像でファンを魅了!ライブ後の独占インタビューも! 

43 分前
読了時間: 10分

お笑いコンビ「お気に召せて」の単独ライブ「牧場経営」が9月8日、東京「武蔵野芸能劇場」で開催。チケットが完売する盛況のなか、7本のコントを披露した。

 

Sckettoでは単独ライブで披露されたネタの概要を紹介するとともに、二人のインタビューを敢行。今回のライブで得た手応えなどを聞いてみた。

 

女性お笑いコンビ「お気に召せて」の単独ライブはコント7本×映像でファンを魅了!ライブ後の独占インタビューも!
女性お笑いコンビ「お気に召せて」の単独ライブはコント7本×映像でファンを魅了!ライブ後の独占インタビューも!

【お気に召せて プロフィール】

アイドルグループ「ラフ×ラフ」の齋藤有紗と、タレント佐藤佳奈子による女性お笑いコンビ。2024年7月6日に結成し、2025年6月16日にはお披露目LIVE「晩御飯なにかな」を開催した。「M-1グランプリ2024」や「キングオブコント2025」「同2026」に出場し、「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」では2回戦に進出。現在も不定期にライブ出演を続けている。

 

「お気に召せて」の佐藤佳奈子(左)と齋藤有紗。基本的に佐藤がツッコミ、齋藤がボケを担当している 
「お気に召せて」の佐藤佳奈子(左)と齋藤有紗。基本的に佐藤がツッコミ、齋藤がボケを担当している 

◆ネタ7本に加えて、幕間の映像で笑いの連続!

 

 今回、披露されたネタは全部で7本。そのすべてがコントネタであり、場面設定も違えば、衣装も変わってくる。それゆえ転換に時間を要する構成となるが、本ライブでは会場に詰めかけたファンを飽きさせない工夫が凝らされていた。

 

 それは幕間に映し出される映像だ。それぞれの映像にはタイトルが付けられており、最初は関連なさそうに見えた各映像も、実は大きな物語として繋がっていることが途中で分かる仕組みが施されていた。

 

 これらの映像は、今回の単独ライブに協力している土屋亮一氏が自ら撮影し、編集したもの。齋藤も演者として参加した経験のある劇団「シベリア少女鉄道」の代表であり、劇作家や演出家に加えて放送作家としての顔を持つ土屋氏が手掛けたとあって、幕間映像は本編のコントに勝るとも劣らない面白さを提供していた。

 

【各コントの紹介】

・コント1本目「食べてすぐ横になったせいで牛になった友達を商売道具にして金稼ぎする人」

 今年の「キングオブコント2026」一回戦で披露したネタを、大幅にブラッシュアップ。佐藤が牛になるという設定以外はほとんどが改稿されており、キングオブコントを現場で観覧したファンにとっても新鮮だったに違いない。

 

 しかもネタ披露後には牧場主姿の齋藤が街なかで牛に扮した佐藤を追いかけるという衝撃映像も公開。その映像から二人が背中合わせになった画像へと転換し、本ライブのイメージ画像に移り変わるという、心憎い演出が印象的だった。

 

牛に扮した佐藤と、制服姿の齋藤によるコントラストが特徴的なネタだ
牛に扮した佐藤と、制服姿の齋藤によるコントラストが特徴的なネタだ
ネタ後には、街なかで牛(佐藤)を牧場主(齋藤)が追いかけるという衝撃映像を公開
ネタ後には、街なかで牛(佐藤)を牧場主(齋藤)が追いかけるという衝撃映像を公開
二人が背中合わせに座る映像から、本単独ライブのイメージ映像へと移り変わる演出が見事だった
二人が背中合わせに座る映像から、本単独ライブのイメージ映像へと移り変わる演出が見事だった

・コント2本目「不安」

 アパレルショップを舞台に、店員役の佐藤が客の齋藤にクレカ払いの暗証番号を入力するように促すも、佐藤がのぞいているのではと不安を覚えた齋藤が、次から次へと注文を繰り出していく。その注文になんとかして対応しようとする佐藤の演技には要注目。

 

 本ネタは最近のお笑いライブ出演でも披露しており、新たな定番ネタの一つとして進化していきそうだ。

 

アパレル店員役の佐藤が妙に店員らしさを発揮している点も見どころのひとつだ
アパレル店員役の佐藤が妙に店員らしさを発揮している点も見どころのひとつだ

・コント3本目「止まらない思い」

 居酒屋を訪れた佐藤が、あることをきっかけに「止まらない思い」を爆発させ、一心不乱になっていく。そんな佐藤に戸惑いつつも接客し続ける店員役の齋藤も、まともなようで頓珍漢な対応に終始。二人による静と動の対象的な演技が見ものだ。

 

長机と椅子だけのシンプルな舞台装置ながら、ステージ上に居酒屋が見えてくる演技力はさすが
長机と椅子だけのシンプルな舞台装置ながら、ステージ上に居酒屋が見えてくる演技力はさすが

・コント4本目「労働の時間」

 アルバイトの面接を受けに来た佐藤は、さっそく仕事にトライ。しかしその仕事は、難易度の概念を超えた、摩訶不思議な内容だった。観る側も途中で「そういうことだったのか!」との気づきがあるという、展開に妙のあるネタだ。

 

この特徴的な衣装が意味するものは? 最初の疑問が一気に解決されるカタルシスが味わえる 
この特徴的な衣装が意味するものは? 最初の疑問が一気に解決されるカタルシスが味わえる 

・コント5本目「逃げて」

 コンビニ強盗に縛られ、身動きの取れない店員二人。なんとか縄をほどいて抜け出すも、齋藤が某コンビニチェーンに対する謎の偏見を次々と繰り出し佐藤を呆れさせる。事件ものかと思いきや、ネタの本質は別のところにあるという意表を突く展開に要注目。

 

今回の単独ライブで一番の問題作であり、意欲作と言える構成に、会場は爆笑だった
今回の単独ライブで一番の問題作であり、意欲作と言える構成に、会場は爆笑だった

・コント6本目「怖い」

 女子のお泊り会で、二人が怪談を語り合うも、どうにも噛み合わない。ところが話が進むにつれて、単なる怪談にはとどまらず……。シベリア少女鉄道の土屋氏によるネタを、二人の演技力で昇華させた、新たな可能性を感じさせる作品だ。

 

ステージが暗転し、手元のライトだけで進行する様子は怪談話そのもの。佐藤の演技力が光る 
ステージが暗転し、手元のライトだけで進行する様子は怪談話そのもの。佐藤の演技力が光る 

・コント7本目「さよならまた会う日まで」

 ちょっと変わった形に並べられた椅子に、離れ離れに座る二人。ネタの途中でこの順番に秘められた意味が明かされると、物語が一気に展開していく。ネタバレ厳禁の意外な展開は、必見だ。

 

なぜ椅子がこの並びなのか、途中から一気に話が展開する構成に引き込まれる
なぜ椅子がこの並びなのか、途中から一気に話が展開する構成に引き込まれる

◆幕間映像の紹介

 舞台は新宿。最初は新宿駅の周辺で佐藤や齋藤とのデートを楽しんでいる雰囲気を味わえる。

 

 ところが二人はそれぞれ、人には見せない裏側の顔を持っていることが判明。そんな二人が公園で出会い、お互い相手のことを勘違いしたまま、まさかの事態が発生する……。

 

佐藤とのデート気分が味わえる「カナコと2人で」
佐藤とのデート気分が味わえる「カナコと2人で」
同様に、齋藤ともデート気分を楽しめる映像となっている
同様に、齋藤ともデート気分を楽しめる映像となっている
しかし佐藤は裏の顔も持っていた。ここから物語は予想外の展開を見せる
しかし佐藤は裏の顔も持っていた。ここから物語は予想外の展開を見せる
齋藤も裏の顔を見せるが、この場面はとある有名な作品へのオマージュにもなっている
齋藤も裏の顔を見せるが、この場面はとある有名な作品へのオマージュにもなっている
ついに邂逅した佐藤と齋藤。しかしお互いの会話はどうにも噛み合っていないようで……
ついに邂逅した佐藤と齋藤。しかしお互いの会話はどうにも噛み合っていないようで……
そんな二人を襲った悲劇とは!? 服や顔を砂まみれにした体当たりの演技も見どころのひとつだ
そんな二人を襲った悲劇とは!? 服や顔を砂まみれにした体当たりの演技も見どころのひとつだ

【お気に召せて 単独ライブ後に独占インタビュー!】

 

――ライブ、お疲れ様でした。単独ライブは今回が2回目ですが、前回に比べて手応えはいかがでしたか。

 

佐藤佳奈子 会場が大きくなって、お客さんも増えました。一番変わったのは、ネタの数ですね。

 

齋藤有紗 前回は3本だったんですけど、今回は7本で、大進化です!

 

佐藤 これはヤバいですね。新ネタも半分以上ありました。

 

齋藤 過去のライブで試したネタも、今回の単独ライブ用にかなり変えているので、7本全部、新ネタと言ってもいいくらいです。

 

――1本目の「牛になった友達」は、キングオブコント1回戦で掛けたネタですが、その時から大きく内容を変えてきました。

 

佐藤 そうなんです。どうやって見せるのかが難しいネタなので、ブラッシュアップして頑張った感じです。

 

――今回の7本でとくに自信のあるネタを挙げてください。

 

齋藤 自分はコンビニのネタ(「逃げて」)ですね。千葉県に多いコンビニに対する自分の疑問が元になっていて、その店は「なんでここにあるんだろう?」っていう場所にあることが多いんですよ。

 

佐藤 そのお店から怒られちゃうかなあ(汗)。単独ライブならではのネタだと思ってもらえれば。

 

齋藤 こういうネタもあるので、配信ができなかったというのもあります(苦笑)

 

佐藤 だから次回のライブでも、まんま同じ内容で再演することができますね(笑)

 

――佐藤さんの自信があるネタは。

 

佐藤 ガチで選ぶの難しいんですが、最後のネタかなあ(「さよならまた会う日まで」)。

 

齋藤 えぇ、意外! 私、一心不乱になるネタ(「止まらない思い」)かなと思った。

 

佐藤 最後のネタではあるものに扮するのですが、気持ちが入りました。

 

――ライブ全体を通してお客さんの反応は、手応えありましたか。

 

佐藤 皆様、優しいです。

 

齋藤 温かいよね。

 

佐藤 ここは笑ってほしいなという場面で笑いが起こっていたので、そこは嬉しかったです。これをバネに、もっともっとブラッシュアップしていきたいですね。

 

――今日のライブでは、佐藤さんのプレーヤーとしての表現力に圧倒されました。

 

佐藤 やめてくださいよぉ、全然そんなことないです。二人それぞれの役割があって、齋藤は変なことをツラツラ言っているのが面白いじゃないですか。私はそのぶん、動いて大きな声を出してればいいんです。

 

齋藤 ほんと、運動部みたいで、上下関係厳しそう。

 

佐藤 今回はそれぞれの役割をまっとうできた実感はあります。

 

――そして見逃せないのが、土屋さん(劇団・シベリア少女鉄道代表)の書き下ろしネタ「怖い」でした。

 

佐藤 今回は土屋さんの稼働が本当に多くて、ネタを提供いただいただけでなく……。

 

齋藤 私たちのネタもほとんど、土屋さんにブラッシュアップしていただいたんです。

 

佐藤 ウチらでネタを作っていても、どんどん面白くしていくのはなかなか難しいんですよ。

 

――その「怖い」では構成の緻密さには感動しました。

 

佐藤 (土屋さんに)歯が立たないって思っちゃいました。私たちだけでネタを書いていると、話を膨らませてどんどん面白くしていくのが本当に難しいんです。

 

齋藤 前半を受けて、後半にどんどん回収していく流れはスゴいと思いました。

 

――「怖い」のネタ中では佐藤さんの演技力が迫力ありました。

 

齋藤 リアクション力がスゴいですよね。

 

佐藤 全力で頑張らないと、土屋さんに書いてもらった以上、失礼だと思ったので、必死にやりました。

 

――土屋さんには稽古も見ていただいたとか。

 

齋藤 見ていただきました!

 

佐藤 私たちのネタも全部、土屋さんに見ていただいて、アドバイスをいただきながらブラッシュアップしていったんです。

 

――稽古にかけた時間はどれくらいありましたか。

 

佐藤 けっこうやった感覚ありますね。

 

齋藤 丸一日やったこともあります。私がラフ×ラフの活動や練習がない時は、ほぼほぼ稽古に充てた感じですね。

 

佐藤 だから齋藤は相当エグかったと思いますよ。ライブの後で稽古に来てもらったこともありましたし。

 

――そこまで稽古して、ネタも書いて、手ごたえもあった今回のライブ。自己採点はいかがでしょうか。

 

齋藤 えー、難しい! 去年よりはレベルアップしていることを考えれば、良い点を付けてあげたいです。

 

佐藤 だから何点だよ!?

 

齋藤 えー、先に言ってよ。

 

佐藤 じゃあ、私は65点! 今回来ていただいたお客様には失礼かもしれませんが、私たちもっともっとイケると思っているので、その意味を込めて65点です。

 

齋藤 じゃあ、私は30点!

 

――30点とは意外ですね。

 

齋藤 もっとイケるって意味で、30点にしました。

 

佐藤 お前、ズルいよ!(笑)

 

――50点にも達していないんですか?

 

齋藤 いや、本当は70点(苦笑)

 

佐藤 まあ、それくらいだよね。

 

齋藤 土屋さんのおかげが大きいですね。幕間に流したドラマ仕立ての映像も土屋さんが撮影・編集してくださったんですが、それもいっぱい笑いが起きていて、ずっと笑ってもらえているライブになりました。

 

――公園でロケした映像では、まさか地面に寝転ぶとは思いませんでした。

 

齋藤 砂まみれになって、海から上がった時みたいな顔になってました(笑)

 

佐藤 土屋さんは「ゴメンね」っておっしゃってたんですけど、私たちは「全然大丈夫です!」って。あんなの全然、気にしないです。

 

――今日の出来栄えなら、次回の単独ライブにも期待できそうです。

 

齋藤 やりたいですねえ。

 

佐藤 次は配信できるような内容のネタで(笑)

 

齋藤 誰かを否定しないようなネタにします。

 

佐藤 ま、それが面白かったりするんだけどね。

 

齋藤 ぜひ、楽しみにしていてください!

 

取材・撮影:編集部

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