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授賞式&展示ブース紹介を宮脇眞子、加藤美羽がリポート【THE FRAGRANCE DAY 2025③ 】

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2025年11月14日に渋谷ストリームホールにて、「FRAGRANCE DAY 2025」が開催されました。

 

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今年で3年目となる本イベントは、「もっと、もっと、たくさんの人が気軽に香水を楽しめますように!」をコンセプトに、企業の垣根を超えてノミネートされた多彩なフレグランスの中から、「トレンドフレグランス部門」、「ミニフレグランス部門」、「K-フレグランス部門」、「コラボフレグランス部門」の受賞アイテムを発表。


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リポート3本目は、各部門の授賞式とブース紹介・体験リポートを宮脇眞子(東京藝術大学・左)、加藤美羽(早稲田大学・中央)、松浦夏芽(法政大学・右)が担当しました。


【受賞式】

『トレンドフレグランス部門』『ミニフレグラス部門』『K-フレグランス部門』『コラボフレグランス部門』の4つの部門から受賞者が発表され2025年を象徴するフレグランスアイテムを決定しました。受賞者にはフレグランスアドバイザー·評香師 MAHOさんからトロフィーが贈られました。


<審査員紹介>

異なるフィールドから多彩な視点を持つプロフェッショナルたちが集結し、トレンド、質、共感性など、それぞれの立場から香りの価値を評価。2025年のフレグランスシーンを象徴するアイテムを決定しました。

 

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【トレンドフレグランス部門 受賞】

L’air De SAVON(レールデュサボン)

「レールデュサボンエアオアシスフレグランスウォーターチルウィズ」


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<受賞コメント>

株式会社フィッツコーポレーション レールデュサボン ブランドマネージャー 奥村玲生

この度は栄えある賞を頂戴し、大変光栄に思います。エアオアシスラインは今年で10周年を迎えたレールデュサボンから生まれた心地よい空気感をつくり、どなたにも使いやすい優しい香りを目指した新ラインとなっています。これからも多くの人に愛される香りを通じて、人と社会が心地よく調和する世界を目指してまいります。

 

【ミニフレグラス部門 受賞】

OHANA MAHAALO(オハナ·マハロ)


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「オハナ·マハロBabyコロン ピカケアウリィ」


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<受賞コメント>

株式会社フレグランシィ クリエイティブ部 企画開発担当 田中 麻理乃

この度は、ブランド誕生10周年という記念すべき年にこのような賞をいただき、とても光栄です。OHANA MAHAALOには自らを大切にし、そして大切な人への感謝を忘れないでほしいという願いが込められております。今後も皆様に今も、これからも、永遠に愛される特別な香りをお届けしてまいります。


<審査員コメント>

「柔軟剤以上、香水未満」というコンセプトは、日本ならではのユニークなポジショニング。 「目立ちすぎず、ふわりと香りを纏いたい」というニーズに応え、トレンドの温かみあるティーの香りをさりげなく纏える本作は、香りの楽しみ方に関する選択肢を広げたアイテムだと思う。 (WWDJAPAN編集長 村上 要)

 

シンプルながらも洗練されたボトルデザインが魅力。モノクロ基調の中に香り名にカラーを配したデザインも素敵です。ティーのやわらかく温かみある香りもトレンドのネオグルマンで、ジェンダレスで幅広い人に愛されると感じました。(Ray編集長 山本 八重)


【K-フレグランス部門 受賞】

LUAFEE(ルアペ)


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「ルアペ ホワイトアプリコット オードパルファム」


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<受賞コメント>

Boostlab社 専務取締役 クォン・ミンギ

今回韓国フレグランス部門で受賞することができ、大変光栄で嬉しく思っております。暖かみのあるアプリコットとほのかなピーチの香りが調和した「ホワイトアプリコット」のように、ルアペが日常に喜びと癒しをお届けできればと思います。これからも「思わず目を引く唯一無二の香り」というコンセプトのもと、より良い製品でお客様のご愛顧にお応えします。

 

審査員コメント>

トレンドの「チャームコスメ」がフレグランスになった点で注目を集め、LIPS公式SNSアカウントの投稿でも大きな反響があり、人気の高さを実感しました。お花柄のボトルや華やかな香りに加え、チャームを重ね付けしやすいサイズ感も魅力的です。(LIPS編集部)

 

香水は、パッケージを見てお客様のテンションが上がるかが非常に重要です。その点で、チャーム型という最大の魅力を活かし、「かわいい」だけでなく「〇〇につけたい」と使用シーンまでわくわくと想像させるアイデアに惹かれました。(株式会社PPIH ドン・キホーテ フレグランスバイヤー 小田 侑輝)


【コラボフレグランス部門受賞】

Libroaria(リブロアリア)


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「No.7 Nana」50mL 14,300円(税込)


<商品紹介>

平成女児ブームで注目の『NANA』コラボ。大崎ナナのクールな強さと世界観を表現したラメ入り香水。ボトルやブック型パッケージにも物語のエッセンスを凝縮。まるで『NANA』の世界に足を踏み入れたかのような気分になる香りです。

 

【フレグランスアドバイザー:評香師MAHO さんによる講評】


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コロナを経て、Z世代の方を中心に香りがない生活は有り得ないというほど生活習慣の1つ、自分自身を表現するアイテムの1つとして定着しつつあります。アジア特に日本においては清潔感のある優しい香りが人気です。そして去年に引き続き、美味しそうな、自分を甘やかしてあげるようなグルマン調の香りの人気も広がり続けています。その中で「ネオグルマン」といって、更にバリエーションの広いグルマン調の香りとして特に"紅茶"をキーにした香りがノミネートされました。韓国フレグランスも、最初の印象は感情に訴えかけるエモーショナルな要素でありながら次第にフローラルムスキーの普遍的な香りがほのかに残り続けます。

今回「LUAFEE ホワイトアプリコット」、桃やアプリコットの美味しそうな香りでありながら優しいフローラルムスクに変化しているというところで韓国フレグランスの人気を取り入れた商品が受賞しました。更にミニフレグランス。Z世代からすると"空前のチャームブーム"。いつでも持ち歩けて、いつでもつけられる。というところで品質を保ちながら持ち歩きやすいという製品がすごく充実してきています。

「OHANA MAHAALO」は見た目が衝撃的に可愛く、チャームの延長としても楽しめるものとして今回の受賞に繋がりました。コラボフレグランスは、香水に興味が無い方でも飾っておくだけで可愛いという香水です。香水をつけたい方のキッカケにもなる、平成女児ブームの代表的なコミック「NANA」の香りが受賞しました。すべての商品が、今のトレンドに十分にリンクするという要素で大賞を受賞したと思われます。早くも今年も終盤に近づいてまいりましたが、来年のトレンドの兆しも見えております。今年の「FRAGRANCE DAY」のキービジュアルがピンクとブルーのグラデーションになっていてややピンクが主流でした。ですが来年に向けて、うつり変わっていくウォータリーで透明感のあるブルーな香りが流行っていきそうな予感がしています。

 

【ブース紹介・体験】


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「FRAGRANCE DAY 2025」の会場には、数多くのフレグランスブースが並びました。来場者は新作から定番まで様々な香りを楽しみました。

 

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数多くの香水が展示されており、お花や大人っぽい香り、眠気を誘うような香りなど様々なフレグランスを堪能できました。


香水観診断

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来場者は新作から定番まで様々な香りを楽しみました。また、25問の質問から「ワタシらしい香りの選び方」を知ることのできる「香水観診断」や、音と香りの掛け合わせで香りの新しい楽しみ方を提案するブランド「パルファチューン」の「香階」という手法を使って自分だけの香水作りを体験できる企画などがあり、フレグランスを満喫できるイベントとなりました。

 

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「エム・シー・エム」

レザーバッグをモチーフにした香水や、リュック型のボトル香水が注目を集めているブランドです。
レザーバッグをモチーフにした香水や、リュック型のボトル香水が注目を集めているブランドです。

「Lavons Holic(ラボンホリック)」

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香りを音楽のように気分で選ぶことをコンセプトにしたブランドです。ヘアバームや、ヘアミストなども販売しています。子供っぽすぎないレトロなショッキングピンクや黒などのデザインで彩られたブースでした。


 「ZANMANGLOOPY(ジャンマンルピー)」

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2021年に大韓民国コンテンツ大賞〈キャラクター部門大統領賞〉を受賞した、韓国の人気キャラクター「ZANMANGLOOPY(ジャンマンルピー)」の着ぐるみも展示されていました。

 

キャラクターフレグランスブランド 「primaniacs(プリマニアックス)」

画面の向こうの人にあえる、出逢いの瞬間を創り出すことを原点とするブランドです。各キャラクターの性格、個性、世界観までも香りで表現しています。
画面の向こうの人にあえる、出逢いの瞬間を創り出すことを原点とするブランドです。各キャラクターの性格、個性、世界観までも香りで表現しています。

 「ANGEL CLUB」

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重盛さと美さんのフレグランスブランド「ANGEL CLUB」の展示スペース。BLUE(サイダー漬けにされた天使が自分の前をすごいスピードで走り去っていくような香り)、PINK(ピンク色のユニコーンが目の前まで走ってきて、キラーンってモデルポーズを取ったあとに変顔をしてびゅーんって去っていくような香り)、BLACK(時間が経つにつれて香りが変化する、大人っぽい色気のある香り)。それぞれフレグランスのイメージや世界観が異なる3種類の香りを堪能できます。


受賞式司会は上野智子さんが務めました。
受賞式司会は上野智子さんが務めました。

【INFO】

 

【「FRAGRANCE DAY 2025」協賛企業】

株式会社フィッツコーポレーション 川辺株式会社 株式会社エスモードアート

コティジャパン合同会社 株式会社ウィッシュ 株式会社ネイチャーラボ

フェアリーテイル株式会社 株式会社まさめや 株式会社Endeavor


【感想】


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今まで香水をあまり嗜んだことがありませんでした。ですが、今回この展示ブースで様々な香りを試したり、受賞された方々のお話を聞いて、香水への関心がすごく深まりました。香水をつけることによって、その日の気分が変わったり香水をつけてからお洋服の組み合わせを決めたりなど、香りが日常にもたらしてくれる影響の大きさを体感できました。特にLUAFEEさんの香水の香りがすごく私の好みで今まで香水を買ったことはなかったのですが、帰りに早速購入してしまいました。また、持ち歩きやすくカバンのチャームにもできるというような香水もあり、香りだけではなく見た目の可愛さにも拘られていて驚きました。これからもっと、様々な香りに出会いたいです!!(宮脇眞子)

 

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「FRAGRANCE DAY 2025」出展ブースの香水は、一つ一つのボトルやラベルのデザイン、そして香りそのものが、まるで小さな世界を映し出しているかのようで胸が踊りました。香水ごとに用意された背景やストーリーに引き込まれ、ブースを回るごとに新たなワクワクに出会えました。私もその日の服や気分に合わせて香水を選び、毎日をより鮮やかにしたいと思います。(加藤美羽)

 

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取材・文: 宮脇眞子(東京藝術大学・右)、加藤美羽(早稲田大学・左)

協力:松浦夏芽(法政大学)

 
 
 

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