南果歩、高木琢也らが登場!「THAT’S FASHION WEEKEND 2026」東京タワーで華やかな授賞式【第2弾】

日本のファッション・カルチャーの発展とサステイナブルな社会の実現を目指す秋の祭典「THAT'S FASHION WEEKEND 2026」が、2026年10月6日(火)から18日(日)まで、「ぼくは洋服を、あいしてる。」をスローガンに開催中!

そのスタートを飾る10月8日には、東京タワー南側駐車場にて、YOSOI Culture Awardsのオープニングを彩る「グリーンカーペット セレモニー」が盛大に実施され、第2部の舞台となったのは、東京タワーの展望台。東京の街並みを一望できる特別な空間で、パーティー形式のイベントが開催されました。
会場では、参加者たちがドリンクや軽食を片手に歓談を楽しむ姿が見られ、終始和やかな雰囲気に包まれていました。そんな華やかな空間で行われたのが、さまざまな分野で活躍する著名人の功績を称える「カルチャーアワード」の授賞式です。
リポート第2弾ではファッションや美容、アート、伝統文化など、それぞれの世界で挑戦を続ける受賞者たちが登壇し、これまでの歩みや活動に込めた思いをリポートしました。
東京タワーから日本の魅力を世界へ
授賞式の冒頭には、実行委員長の菅野氏が登壇しました。

学生時代、ファッション雑誌を眺めながら海外のアイテムに憧れ、アルバイトで貯めたお金を握りしめて原宿や渋谷へ足を運んでいたという菅野氏。
そんな自身の原点を振り返りながら、東京タワーを舞台にファッションの祭典を開催できた喜びを語りました。
さらに、2028年に開業70周年を迎える東京タワーにも触れ、「日本だけでなく、海外にも発信していける大きなファッションの祭典にしていきたい」と、今後の展望を明かしました。

続いて、メインスポンサーであるセンストラスト株式会社の代表取締役社長・今中浩二氏が登壇。自身のファッションへの思い出を交えながら、日本の文化や魅力を世界に広げていくことへの期待を語りました。


受賞スピーチでは、「和の世界が大好き」と語り、日本の伝統文化を次世代へとつなぐ活動が評価されたことへの喜びを明かしました。また、着物の伝統的な決まりごとについても言及。「暑いときは単衣でもいいんじゃないかな」と、季節や形式にとらわれず、より自由に着物を楽しむことを提案しました。さらに、年齢を重ねるにつれて本当に大切なものが分かるようになったと語り、長年親しんできた着物への深い愛情をにじませました。伝統を大切にしながらも、時代に合わせて新たな魅力を見いだしていく。IKKOさんならではの和文化への思いが伝わるスピーチとなりました。

受賞スピーチでは、かつて美容師に対して「稼げない、休みがない、モテない」といったイメージがあったことを振り返りながら、美容師という仕事への誇りを語りました。「髪型一つで人間は変われる」という言葉には、外見だけでなく、人の自信や気持ちまでも変える美容の力への思いが込められています。また、日本の美容技術は世界トップクラスだと語り、自身のサロンだけでなく、日本中の美容師が世界へ羽ばたいてほしいという願いも明かしました。最後には「世界の人が日本に来て、とりあえず髪の毛を切ろうと思うような世界をつくりたい」と、今後の展望を力強く語りました。

受賞スピーチでは、AIの進化によって誰もが高品質な映像や音楽を生み出せる時代になったことに触れ、これからのクリエイティブに必要なものについて語りました。西野さんが重要だと考えているのは、AIでは生み出せない「土地」「時間」「歴史」「思い出」「プロセス」などの要素。これらを作品に取り入れることが、今後の新たな価値の創造につながると説明しました。また、AIとの共存について問われると、まずは実際にAIに触れ、その得意分野と苦手分野を理解することが大切だと強調しました。さらに、これからの時代に人間に求められる力として「決断」と「営業」を挙げ、「正解を選ぶのではなくて、選んだ道を正解にする」と力強くコメント。

ブロードウェイでの経験にも触れ、優れた作品を生み出すだけでなく、人とのコミュニケーションを通じて道を切り開くことの重要性を語りました。最後には、今後も新しいものを生み出し、世の中にさまざまな提案をしていきたいと、さらなる挑戦への意欲を見せました。

授賞式では、株式会社メローネ代表取締役の森川公美子さんから賞が贈呈されました。
小島さんは、盆栽業界に入った10数年前を振り返り、当時は盆栽は年配の人が楽しむものというイメージが強く、盆栽の仕事をしていると話しても、なかなか関心を持ってもらえなかったと語りました。師匠たちから叱咤激励を受けながら活動を続けてきた小島さんにとって、今回の受賞は、これまでの取り組みが一つの形になったと感じられるものだったといいます。
また、近年は盆栽がブームとして注目されるようになり、多くの人に関心を持ってもらえる時代になったと実感を語りました。以前からファッションと盆栽を結びつけたいと考えていた小島さんは、「風雅」という賞を受賞できたことへの喜びと感謝を伝えました。ハリー杉山さんから、4年間盆栽を育てている中で、日常的に心がけるべきことについて質問を受けると、小島さんは水やりや日光、風通しに気を配り、毎日同じことを繰り返す大切さを説明しました。
「それを繰り返していくことによって”愛でる”が生まれて」と語り、毎日盆栽を眺めることで、小さな変化や不調にも気づけるようになると伝えました。さらに、植物への声かけも大切だと話し、自身が盆栽の手入れをする際にはヒップホップやレゲエを流すこともあると明かしました。盆栽とファッションという異なる文化を結びつけ、新たな魅力を生み出してきた小島さん。伝統を次の時代へとつなぎながら、これからどのような形で盆栽の魅力を世界に届けていくのか、今後の活動にも注目です。

授賞式では、株式会社iDA代表取締役社長の堀井謙一郎さんから賞が贈呈されました。
南さんは、今回の受賞について「慈愛というのは、私にとっては理想のような言葉です」とコメント。新しいことに挑戦する中で落ち込むこともあると率直な思いを明かしながら、俳優業の傍ら取り組んできた、被災地での読み聞かせボランティアについて語りました。
特に印象に残っているのは、東日本大震災後、22か所の避難所を訪れた際の経験だといいます。避難している人々から「ドラマに出てね」「ドラマが見たいのよ」という言葉をかけられた南さん。ニュースを見る必要がある一方で、本当は物語を見たいという人々の率直な気持ちに触れ、自身の仕事が多くの人の心とつながっていることを改めて実感したと振り返りました。また、ボランティアについて「私の方がたくさんのものをいただいてます」と語り、支援する側でありながら、自身も多くのエネルギーを受け取っていることを明かしました。今後も読み聞かせのボランティアを続けていく意向を示し、今後、ファッションバンクとともに、熊本地震で被災した人々のもとを訪れる予定であることも報告。最後には「熊本の皆さん待っててください」と温かいメッセージを送りました。
俳優として作品を届けること、そして読み聞かせを通じて人々と心を通わせること。さまざまな経験を重ねながら、人とのつながりを大切にしてきた南さん。「慈愛」という言葉に込められた思いとともに、今後の活動にも注目が集まります。

リポート第1弾は、「グリーンカーペットセレモニー」をリポートしました。
【INFO】
◆主催:THAT'S FASHION WEEKEND実行委員会
◆オフィシャルパートナー:東京タワー
◆後援:経済産業省、環境省、消費者庁、東京都
【感想】

第2部では、東京タワーの展望台という特別な空間で、華やかなパーティーが開催されました。特に印象に残ったのは、受賞者の皆さんの言葉です。第一線で活躍されている方々にも、苦労や挑戦を重ねてきた過去があることを知り、好きなことを信じて続ける大切さを感じました。また、南果歩さんの被災地でのエピソードからは、エンターテインメントが人の心を支える力を持っていることを実感しました。私も人との出会いや新たな挑戦を大切にし、その魅力や思いを誰かに届けられる人になりたいと改めて感じました。(藤井明香)
今回、ファッションにはただおしゃれを楽しむだけじゃない、色々な可能性があるんだなと感じました。会場は華やかな雰囲気に包まれていましたが、特に印象に残ったのは授賞式でいろんな分野で活躍している方たちの話が聞けたことです。みなさん、それぞれ違う活動をしている中で、自分の好きなことや大事にしていることを追いかけ、それを多くの人に伝えたいという気持ちが伝わってきました。
ファッションは服やメイクを通して自分らしさを表現する手段でもありますし、自分とは違う好みや価値観に触れたり、知らなかった文化に興味を持つきっかけにもなります。普段あまり縁のない分野でも、ファッションを通して新しい魅力を見つけられるのは面白いことだと思います。
さらに、ファッションには着る人の気持ちを前向きにしたり、誰かの心を動かしたりする力もあります。好きな服を着るだけで気分が明るくなることがあるように、ファッションは日々の生活にも身近な影響を与えています。今回の授賞式を通して、そうした身近な楽しみが、新しい文化や人とのつながりを生み出しているんだと改めて感じました。
華やかなだけじゃなく、そこに込められた思いや一人ひとりの個性にも触れることができ、ファッションが持つ力や可能性について、改めて考える機会になりました。(岡村眞桜)
取材・文:藤井明香(学習院大学)、岡村眞桜(早稲田大学)
撮影:公式提供使用



