のんがY’s×蝋纈染めの和装、アバンギャルディが初の浴衣姿を披露!『第32回 Fashion Cantata from KYOTO』開催(写真26枚・動画有)
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更新日:4 時間前

京都から発信するファッションの祭典『第32回 Fashion Cantata from KYOTO』が、2026年6月13日、京都劇場にて開催された。
今回で32回目を迎えた同イベントのテーマは「DESIRE-欲望-」。新しい何かを生み出したいという、ものづくりに携わるデザイナーたちの強い想いにスポットを当てた、メッセージ性の高いステージが展開された。

特別なステージを彩るゲストには、女優・アーティストの「のん」と、世界を舞台に活躍するダンスチーム「アバンギャルディ」が登場。のんが魅せる伝統の蝋纈(ろうけつ)染めとY’sの融合、そしてアバンギャルディによる初の浴衣姿でのパフォーマンスなど、熱気に包まれたショーの模様をレポートする。

【のん】
圧倒的な存在感!「のん」が魅せる、Y'sのモダンな洋装と伝統の和装ルック
ゲストモデルの「のん」は、先進的な洋装を象徴するブランド『Y’s』と、今回のショーのために特別に制作された和装のステージに登場。洋装と和装、それぞれの魅力を最大限に引き出した計2つのルックでランウェイを彩り、圧倒的な存在感で会場の視線を集めました。

まず、黒を基調としたミステリアスな世界観が広がる『Y's』のステージでは、白と黒を基調とした洗練されたテーラードスタイルを披露。

セーラーカラーシャツとワイドスラックスを合わせたジェンダーレスなシルエットに、胸元のパールネックレスが印象的に映えるモダンな着こなしで観客を魅了しました。




続いての和装ステージでは、ガラリと雰囲気を変え、一際目を引く鮮やかな真紅の着物姿で登場。

こちらは染色作家・丹下雄介氏がデザインを手掛けた特別な一着です。のんの好きな「百合の花」が描かれ、舞台美術の色彩とも美しくリンクした蝋纈(ろうけつ)染めの和装ルックは、会場でも際立つ華やかさを放っていました。



また、帯や裾には「Non」の文字があしらわれており、後に行われた囲み会見では、この粋な演出が丹下氏によるアドリブだったという微笑ましい舞台裏も明かされました。(リポート第二弾で紹介)
【アバンギャルディ】
オープニングアクトでは、シャープなシルエットのジャケットに、ダンスの動きに合わせて軽やかな表情を生み出す素材をアクセントに取り入れたY’s(ワイズ)の衣装を纏い、スペシャルダンスパフォーマンスを披露。




息の合った迫力あるパフォーマンスで会場を一気にショーの世界観へと引き込みました。

また、エンディングでは自身初となる浴衣姿で登場。



トレードマークのおかっぱヘアと浴衣を組み合わせた和の装いで、ショーのフィナーレを華やかに彩りました。京都らしさを感じさせる演出に、会場からは大きな拍手が送られました。



【グランドフィナーレ】





【INFO】
【感想】

今回、私にとって2度目となるファッションカンタータ取材。昨年に比べ、今年は「DESIRE-欲望-」というテーマのもと、和装と洋装がより印象的に交差し、それぞれの魅力が際立つステージだったように感じます。舞台装置がダイナミックに動く演出やNABOWAによる生演奏も印象的で、ファッションショーでありながら一つの舞台作品を鑑賞しているような感覚を味わうことができました。特に、のんさんが着用した百合柄の真紅の着物は強い存在感を放っており、今回のテーマである「DESIRE-欲望-」を象徴するように感じられました。伝統と革新が融合するファッションカンタータならではの魅力を改めて実感した取材となりました。(薩摩百花)

「DESIRE-欲望-」というテーマのもとで披露された作品の数々は、私の想像を超える美しさと力強さにあふれていました。着物の後ろ姿で白と黒を大胆に対比させたデザインや、工夫を凝らした帯の結び方からは、伝統を受け継ぎながらも新しい表現を追求するデザイナーさんの情熱が伝わってきました。また、銀河を思わせる金色の渦や、きらめく装飾、ドリームキャッチャーや猫のモチーフなど、自由な発想が織りなす世界観に心を奪われました。特に、のんさんがまとった赤地に白いユリの着物は、ステージに現れた瞬間に会場の空気を変えるほどの存在感があり、思わず見入ってしまいました。振袖の商品開発に携わる私にとっても、伝統の価値を大切にしながら新たな感動を生み出すものづくりの可能性を強く感じる、忘れられない時間となりました。(田村有麗)

アバンギャルディによる一糸乱れぬパフォーマンスにより、会場は一気にショーの世界へと引き込まれ、あっという間に感じられる濃密な時間でした。演出や音楽、照明、そしてモデルの動きが重なり、一着ごとの世界観が鮮やかに表現された舞台。その美しさと迫力に、私は何度も息をのみました。
また、今年のテーマである「DESIRE(欲望)」が表すように、作家の皆さんの創作への渇望や情熱、そしてより良い表現を追い求める探究心が強く伝わってきました。自分の理想や表現したいものにまっすぐ向き合うことの美しさと尊さを感じました。その情熱に触れたことで、私自身も前向きな気持ちになり、明日への活力をいただいたように思います。(玉井芳果)
取材・文:薩摩百花(同志社大学)、田村有麗(京都女子大学)、玉井芳果(立命館大学)
撮影:安座間優、安藤洋晴、公式提供



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